2010年 10月 23日
感想_隠された日記 -母たち、娘たち-
b0130850_8451062.jpgオチ、怖。『隠された日記 -母たち、娘たち-』10月23日公開。カナダから久しぶりにフランスに戻ったオドレイ。彼女は、結婚の意志のない恋人の子を宿していることを誰にも言えずにいた。父は優しいが、相変わらず母との距離感はうまくつかめず、近くにある今は空き家の祖父の家に泊まることに。そこで見つけたのは、ある日行方をくらました祖母の日記だった。
「隠された日記 -母たち、娘たち-」オフィシャルサイト

3世代の女たちの生き方を描くという前情報により、いい話なんじゃないかと期待していたけれど、意外なアプローチだったなー。行方をくらましていた祖母は、当時としては先進的な女性。家庭に入りながらも、仕事を持ちたいと思い、また知識欲とかそういうのも旺盛だったみたい。しかし時代的にそれはまだ受け入れられず、その苦悩が手紙につづられる。でももちろん二児の母であるわけで、家族への愛情というのは隠すことなく持っていた、と。それをもちろん直に見ていた母。そして知らなかったオドレイ。

母が、やけに頑過ぎて、果たしてこの母娘はどうやって育ってきたんだ?という疑問が。でも、それも最後のオチでぶっとぶわけですけどね。いやーかなりショッキングなオチですわ。びっくり度が高過ぎてそれまでの展開を忘れそうですよ。

仕事と子供、というのはやっぱり女性にとっては半永久的なテーマなんだろうな。時代も環境も変わっても、そこにある葛藤には大きな違いはなくて。もちろん両立させることが最大の望みでありながらも、それを叶えるのは簡単じゃない。男性のサポートっていう視点があってもよかったのかもしれないけど、そこまでいくとやりすぎか。なんにしても、オチの力技で強引に結論づけてしまったような気がするのが残念。繊細なテーマだけに、もうちょっとデリケートな落とし方のほうがしっくりきたように思いますわ。

全体的には淡々と抑えた演出の中に内面を探る系。それにしてもオチが強烈(ボクが免疫なさすぎた?」)で、その分印象には強く残ってます。
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by april_cinema | 2010-10-23 00:00 | 6th-man


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