2010年 11月 13日
感想_ハーブ&ドロシー
b0130850_187582.jpg素敵過ぎるふたり! 『ハーブ&ドロシー』11月13日公開。アメリカのある老夫婦はアート界の小さな巨人として知られている。彼らは、全米屈指のアートコレクター。しかし、彼らはお金持ちでもなんでもなく、郵便局員と図書館司書の夫婦。でも、彼らはその崇高な心で、アートを選び小さな作品をコツコツと集めて来た。基準は「買える金額のもの」そして「マンハッタンのアパートに入るサイズのもの」。
Herb & Dorothy ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人

面白かった! 単純に言えばとっても素敵な夫婦! もうふたりともかなりの高齢だけれど、手を取って歩く姿は某CMのようで。かつては画家を目指していたハーブと、結婚以来ハーブの影響でアートの世界に足を踏み入れたドロシー。ふたりの強い絆と、アートを愛する心が本当によく伝わって来て、思わず誰もが微笑んでしまうはず。彼らが買うのは、まだ無名のアーティストの小さな作品。しかしその目は本物で、今や巨匠となったビッグネームの初期の作品も多数あるとか。足を使ってギャラリーや展覧会を回り、アーティストとよく話、心から気に入ったものを選ぶ。なんて健全で美しいコレクターなんだろう!

アートとはなんですか、の問いには簡単には答えられそうにないけれど、ただ「美しいから買った」とシンプルに答える彼らの姿こそがあるべき態度なのかもね。余計な解釈も、背景の説明もなしで、あくまで直感的に。好きなものをここまで100%好きといい、その中で暮らせるってのは本当にウラヤマシイです。これはほぼ絶対に真似できないよ。真似したいよ! アートじゃなくてもいいから、こういう姿勢で毎日を送ること、志したいわ。

映画は後半少し同じことの繰り返しに見えた部分もあったけど、なんだか無性に心の奥をくすぐられる小さくて偉大な作品。日本でもかなり話題になっているみたいで、それも納得ですな。
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by april_cinema | 2010-11-13 00:00 | Starter


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