2010年 12月 18日
感想_バスキアのすべて
b0130850_19531153.jpgアートの世界は広い。『バスキアのすべて』12月18日公開。ブルックリン生まれのジャン=ミシェル・バスキアは10代にして単身マンハッタンへ。独創的なグラフィティアートで注目を集め、彼は瞬く間に天才アーティストとして知られるように。ウォーホルとの出会い、一躍スターになるまで、そしてヘロイン中毒による死まで。彼へのインタビューと周囲の人物の証言により、彼がいかにして生き、そして描いたかに迫る。
映画『バスキアのすべて』公式サイト

バスキアのことまるで無知でした。ので、興味深く観れたなー。他と一線を画するグラフィティアートってどんなんだろう。そして彼の作品たちはとにかくメッセージ性が強くて、それを文字まで使ってアートとして表現している。彼が受けた黒人差別や、時にはTVや雑誌、そして過去の有名作品などなどから受け取ったインスピレーションがバスキアというフィルターを通して生まれ変わって行くダイナミズムの味わえる映画です。

ウォーホルやキース・ヘリング、マドンナと言った人たちと交遊を持ち、ヴィンセント・ギャロとはバンドを組んでいたり、いやはや60〜70年代のNYのカルチャーシーンってなんだかものすごく濃かったんですね。憧れるような、恐ろしいような。そういうのを観ているだけでも楽しくなっちゃうわ。一足お先に売れっ子だったジュリアン・シュナーベルとも会っていて、そしてバスキア亡き後そのシュナーベルが映画『バスキア』を撮ってるんだから運命ってやつは皮肉だぜ(そして『バスキア』超観たいぜ)。

そして、これほどまでに名声を得たように見えながらも、いわゆる美術史の世界からは無視されてたってのもまた興味深いし、死してからようやく改めて見直され世界中で個展が行われているという結果もなんとも言えないね。今度日本で彼の展示があるようなぜひ観に行ってみたいと思いました。
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by april_cinema | 2010-12-18 00:00 | Starter


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