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2011年 02月 05日
感想_毎日かあさん
感想_毎日かあさん_b0130850_99884.jpg後発感は拭えまへん。『毎日かあさん』2月5日公開。漫画家のサイバラは、朝机で起きて子供のおねしょやらを始末して保育園に送り届け、それから仕事に明け暮れて、の毎日。話は長くなるけど夫は元戦場カメラマン。今はアル中。それでも毎日笑って暮らしていたいんですけど、夫の症状は悪化し、子供を守るために離婚を決意。それでもそれでも、好きになった人を嫌いになることはできなくて、また一緒に暮らすことを願うが…。
2011年2月5日ロードショー!『毎日かあさん』オフィシャルサイト

西原先生原作の人気コミックが映画化! 満を持して…というよりは、今さら感がどうしても強いわー。西原作品、さんざん映画化されつくしたし、なによりちょっと前に『酔いがさめたら』を観ちゃった後だし。視点は違えどストーリーラインが同じだからさすがに既視感強すぎるわ。既視感つーか残像残りまくり。でもこれは夫と妻それぞれの視点を対にして観ればいいんだろうな。2つで1つと思えばいいのかな。『酔いさめ』は苦しむ夫側。こちらはそれを見守りつつ、守るために戦わなくてはならない妻側。母としてという側面も強いけど、やはり妻としての立場が主かなーと感じた。

キョンキョン演じる母で妻のその毎日は、圧倒的に子供たちによって輝いている。子供たちに笑い、涙し、褒めて、怒って、守って、愛して、とにかく休む暇はないけどそれ以上の幸せをもらっているんだろうなぁと。子供たち、ほんといい子だし。子供らしいエピソードが原作同様に笑わせてもくれるしさ。つーか子役たちかわいすぎるし。

1話読み切り型のエッセイのような原作を、だれさせることなく1本の長編にまとめたのはえらいことだと思う。役者さんたちも家族に見えたし(まさかの小泉×永瀬の共演! デリケートすぎる!!)、いい話でした。『酔いさめ』を観てなければきっとより大事にできたであろう1本。

by april_cinema | 2011-02-05 00:00 | Starter


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