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2011年 02月 11日
感想_幸せの始まりは
感想_幸せの始まりは_b0130850_124163.jpgちょっと消化不良。『幸せの始まりは』2月11日公開。ソフトボールのアメリカ代表選手のリサは、31歳を迎えついに代表落ち。競技一筋だった彼女はとたんに人生の意味を見失う。隙間を埋めるようにメジャーリーガーのマティと付き合い、本気になったプレイボーイな彼と同棲を始めたときに、新たな出会いが。その男ジョージは、父の会社の不祥事に巻き込まれ、有罪判決を受けるかもしれない崖っぷちにいた。2人の男の間で、新しい人生を模索するリサ。
幸せの始まりは - オフィシャルサイト

軽やかなトークが飛び交うロマンティックラブストーリー。悪くないけど良くもなかったかな。女性にとっては良いところのある男ふたりに挟まれる黄金パターンのシチュエーションで楽しいかもしれません。片やプレイボーイだけど、なんだか憎めないアスリート。空気は読めてないけど悪気ないのがわかるから可愛いっちゃ可愛い。片やなんか冴えないけどいい人っぽい実業家崩れ。状況的にも踏み切れず煮え切らない感じ。でもなんか気になる。そう、性格設定は今までのラブコメにさんざん出てきたパターンだけど、置かれてる状況が今回は独特。奔放な金持ちと、どん底の男。で、主人公リサもまたどん底。

ってことにはなってるけど、あんまりリサとジョージにどん底な悲壮感はなかったなー。ゆってもリサはゴールドメダリストなわけで、そりゃ現役を退く切なさはあるだろうけど、別段生活に困るふうでもない。ジョージはかなり追い込まれているであろうに、眉間に皺はよれどもこっちも危機意識はあんまなさそう。ということで、なんとなくリアリティ薄め。彼女たちが抱く三角関係の感情はリアルだし、女三十路過ぎっていうところでの揺れる感じとかは理解できるんだけど、置かれている環境がやっぱり市井の人のそれとはずいぶん離れてるからね。それが気になるかどうかで評価は別れるかしら。

ただ、恋愛における哲学がこもったいい台詞は端々に出て来たね。マティもノリ軽いしズレてるようで時々良いこと言ったりしちゃうもんだから離れられないし、ジョージも誠実に必死に口説くから、けっこう伝わるのですよね。問題はリサがなに考えてるのかと、いったいどうしたいのかがわからなかったのが残念ポイントですかね。でもどうしたいのかわからないのが揺れる心か。ジョージの部下のプロポーズ大作戦にはキュンとしました。

デートムービーとして、ライトに楽しめる一作。リース・ウィザースプーンは若干老けたように思いました。

by april_cinema | 2011-02-11 00:00 | Starter


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