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2011年 03月 12日
感想_台北の朝、僕は恋をする
感想_台北の朝、僕は恋をする_b0130850_7514361.jpg日本のドラマぽい。『台北の朝、僕は恋をする』3月12日公開。恋人がパリへ去ってしまい、仕方なくフランス語のテキストを本屋で座り読みしているカイ。そこで書店員スージーと出会う。カイは、実家の飲食店の常連であるパオさんから、パリ行きの旅費を出す替わりにあるブツを運ぶ仕事を頼まれるが、邪魔が入り、さらにはスージーも巻き込んでしまう。
映画『台北の朝、僕は恋をする』公式サイト

ビジュアルの感じからキレイな切な系うるうる青春ラブストーリーを期待してたんだけど、ずいぶんライトタッチなマンガ的ロマンスだったわ。なんかひと昔前の日本のドラマっぽいの。展開が行き当たりばったりで、キャラクターは都合のいいように動き、あれ、あの布石は回収されないんだね、みたいな。それは連続ドラマの領分なのではと感じたけれども。台湾のランドマークを観光地的に映しているのも、そういうムードに拍車をかけるのよ。101とか、夜市とか、the 名所。もう少し暮らすように楽しむ台湾でもよかったように思う。

なにげにカイの終わった恋、スージーとの新しい恋、パオさんの恋、友人カオの恋、そして刑事の恋と、いくつかのラブストーリーが交差していながら、パオさんと刑事さんのエピソードは回収されずに終わってしまうという。想像しろってこと? それはちと乱暴すぎるわ。そういう細かいところをもうちょっと拾ってくれたら、人物をもう少し愛せたのに。だいたい書店で座り読みってありなんですか、台湾では?

ちなみにスージーちゃんは、台湾で今人気の歌手&モデルだそうで、確かにかわいかったよ。ちょっとしか出てこないけど桃子ちゃんもかわいかったし、そこだけは満足。ラストにはインドの映画みたく歌って踊って大団円。なんとも軽〜い仕上がりです。

by april_cinema | 2011-03-12 00:00 | Starter


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