2011年 04月 16日
カンフーアクション格好いいな。『孫文の義士団』4月16日公開。1906年、亡命先の日本から孫文が香港へ戻って来るという情報が流れる。彼を支持し、革命を志す者たちが、彼を迎え入れ保護するべく義士を集める一方で、革命を止めたい朝廷は暗殺部隊500人を送り込む。そして孫文がやってくる日。彼を守り、革命への会談を成功させるための1時間の攻防戦が始まる。 映画『孫文の義士団』公式サイト 孫文はちらりと出てくるのみで、特に演説をぶつわけでもなく、義士団の戦いのみにスポットをあてた歴史アクション。やっぱり孫文と辛亥革命がなんなのかの概要だけはおさえておいたほうがよさそう(ちなみに今年は辛亥革命から100年)。前にあった『孫文』を観てたおかげもあってか、ずいぶん見やすかったし、今作のほうがよくまとめられてたと思う。まあ、孫文帰還にあわせて義士団を組んで彼を守る、ってのが主なストーリーだからよっぽどわかりやすいんだけどね。 その中身はかなりマンガっぽかったりもする。この類いの撤退戦とか、誰かを逃がすための戦いって、冒険ものマンガとかにはつきものじゃない。自己犠牲の「オレに構わず行け〜!」みたいなやつ。まさにあれ。なので、序盤〜中盤、義士団の個々のエピソードが描かれていくそばから死亡フラグたちまくり。まあ、意外性どうのって話じゃないからいいんだろうけど、ちょっとわかりやすすぎるような気もしたかしら。個のドラマが、孫文と必ずしも結びついてないというのは面白いかも。歴史を成すのは英雄ばかりじゃないし、偶然も見方につけないと革命って成り立たないのだな。 そして後半はバトルモード。集められた義士団の一人ずつに見せ場が儲けられて、次々と戦いそして傷つき倒れていく。やっぱりカンフーアクションて格好いいよね。時々ワイヤーが不自然だろう!ってのもありつつ、でもあのメリハリばっきばきのモーションが萌えるんだぜ。少女がめちゃくちゃ強かったり、扇型の武器を使いこなしたり、カンフーから棒術からさまざまな要素が取り入れられて。ちなみに登場人物の中にひときわ大男がいると思ったらこれメンケ・バータルだった! NBAでも少しだけプレイしてたあの!!(211cm!) やつが短剣ぶっ刺されまくってなお立ち上がる姿は山のフドウそのもの。かっこええわー。 ということで、わかりやすく楽しむ歴史アクション映画。弁髪好きなら見逃すべからず。
by april_cinema
| 2011-04-16 00:00
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