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2011年 04月 23日
感想_G A N T Z : PERFECT ANSWER
感想_G A N T Z : PERFECT ANSWER_b0130850_23481132.jpg悪くなかった。『G A N T Z : PERFECT ANSWER』4月23日公開。加藤を生き返らせるため戦い続ける玄野。そんなとき、タレントの鮎川のもとに小さな黒い鉄球が届く。そこに出た指示のもとで人を殺しGANTZのもとへまた人が送り込まれる。彼らはかつて100てんを取って解放された人間たちだった。そして、死んだはずの加藤までも現れる。
G A N T Z : PERFECT ANSWER

前編がシュッとしなかったけど、後編はだいぶまとまってるように思いました。原作未読のままなので、映画との違いとか、エンディングがどうなのかとかはわからないけど。ただ、作品が持っている大きなメッセージは伝え切れたのかどうなのか。すなわち、自分の利益のために戦いを繰り返す人間のサガへのテーゼってことになるんだろうけれども。自分の愛する人、守りたい人のために、他人を傷つけなければならないとしたら、果たして何ができるのか。戦うのか、逃げるのか、はたまた別の方法を選ぶのか。(ちなみにコジマタエが狙われたとき、玄野はコジマに手にかけて即100てんで生き返らせるって選択もあったんじゃないかって気がしたけど、それってダメなのかな? というか、それはまあナシですよね)

基本的にGANTZや黒服星人、それから加藤もどきの狙いというのは明かされないままだから、それを呑み込むところはちょっと難しいところも。玄野たちの目線で観れば、不条理な出来事の中で何を選ぶかってことなんだろうけれど、観客として第三者目線で観るとどうしてもそもそもの意味とか理由がほしくなっちゃって。それを抜きにしたとして、田口さんの行動とかは、死んだ妻を蘇らせるためっていうのはちょっと弱すぎるようにも思ったり。

ラスト、玄野はまんてんメニューをチョイスしたのか、それとも玄野がGANTZとなったのか。消化不良なところも残るは残るけど、うん、まあこれはこれでいいのかな。とりあえず大ヒットだろうし。

by april_cinema | 2011-04-23 00:00 | Starter


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