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2011年 05月 14日
感想_ジュリエットからの手紙
感想_ジュリエットからの手紙_b0130850_9104391.jpg抜群の予定調和だ。『ジュリエットからの手紙』5月14日公開。婚約者とイタリア・ヴェローナへやってきたソフィ。そこには『ロミジュリ』のジュリエットの生家があり、今も無数の女性たちから愛に関する手紙が寄せられる場所。驚くことにそれに返事を書いている人たちがいた。ソフィはそこで50年前に書かれた手紙を見つけ、いきがかりから返事を書くことに。すると数日後、手紙の送り主がヴェローナへとやってきて、50年前に別れた恋人を探す旅が始まる。
映画 | ジュリエットからの手紙 | 公式サイト

これはほとんどヒネリなしのラブロマンス。盛り上がるようなシーンはまったくないっす。でもイタリア・シエナ地方の農村景色が美しい! そしてヒロインのアマンダ・セイフライトがチャーミングだなぁ! 『マンマ・ミーア』見てないからこれが初見になるけど、大きな瞳のドールフェイスは男女とも萌えさせそうだし、胸デカくてオッサンにはたまらんですわ。演技力さえついてくればスカーレット級の女優になるんじゃなかろうかという期待を持ちましたよ、わっちは! なのでアマンダを観るだけでも一見の価値あり。

ただ話はちょっと予定調和に過ぎるかなー。50年前の手紙に返事を書いたらその送り主が現れるっていう設定自体ができすぎなのはまあいいとしても(実際にジュリエットの家には手紙が送られ、返事を書いている人がいるのも本当だそう)、その送り主の孫とフォーリンラブっつーのもまた…ストレートで。てかね手紙を送ったクレアはいい感じなのですよ。青春時代への想いを残しながら人生を送って来た感じはあるし、それをヴァネッサ・レッドグレイブが演じるという説得力もあるし。だけどソフィの婚約者とのすれ違い方も今更だし、チャーリーにあっという間に恋に落ちるというのもかなり弱かったよね。てか、クレアの旅がだしにしかなってなくて、なんの教訓にもされていないというのがなんとも弱いぜ。

でもまあ、悪い話では全然ないので、美しい景色とヒロインをおおらかに楽しむにはちょうどいい1本。てかガエル君が出てると思わなかった〜。ふられる婚約者役だけど、お得意のまくしたてトークがお似合いでよかったわ〜。チャーリーより断然ガエル君だろ、って感じで結びたいと思います。

by april_cinema | 2011-05-14 00:00 | Starter


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