2011年 05月 27日
なんかちぐはぐ? 『アジャストメント』5月27日公開。期待の若手政治家デイヴィッドは、大事なところで過去のスキャンダルが発覚。窮地におちいった彼を救ったのは偶然出会った女性エリースだった。難局をうまく乗り越えたデイヴィッドは、エリースに恋をするが彼らが結ばれることはなかった。なぜなら、世界には「アジャストメント・ビューロー(運命調整局)」という組織があり、すべての運命がコントロールされていたから。局によって2人が引き離されていることを知ったデイヴィッドは、みずからの運命を変えるべく走り出す! 映画『アジャストメント』公式サイト 大ヒット上映中! わお、社会派SF〜!って思わせておいて、まるっきりラブストーリー。このビジュアル見せておきながら、引き離される運命を乗り越えて結ばれるという永遠の定番テーマだったという想定外。SFは舞台装置に過ぎなかったなーってね。これがこの映画のすべてというか、評価の分かれ目かも。運命調整局という大掛かりな仕掛けをもうけて、その説明とかにけっこう時間かけておきながら、それがなんだか中途半端なままラブモードに転換してしまうんだよね。なんか…もったいないような気が。 だって運命全部操作ってかなりスケールでかい話なのに、映像上のディテールはかなりぼんやりっつーかヌルめ。管理側のヒューマンエラーが目立つし、デイヴィッドにあっさり看破された上に突破されたりするのもどうかと思う。さらには下っ端があっさりデイヴィッドに融通しちゃうってのも、都合よすぎるんじゃないの? てかデイヴィッドひとりにこんなあたふたしてたら、世界中の運命を調整できるとはとても思えないのですが。。ドアからドアへってのもなんか一般人を驚かせ過ぎというか目立ちすぎですよ。もっとうまいことやっとくれ! かといってラブモードがうっとりハラハラドキドキかってーとそうでもないしね。エミリー・ブラントが特に好きじゃないのは個人的問題としても、最初の出会いからしてあんまり納得いく感じでもなかったし、うーん。結局のところ、SF部門と恋愛部門のバランスがものすごく悪かったように思います。どちらかをもっとしっかり描いてくれたらよかったのにな。あと、デイヴィッド、ただの若手政治家のはずなのになんか運動能力がジェイソン・ボーン的じゃありませんですか??
by april_cinema
| 2011-05-27 00:00
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