人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2011年 08月 20日
感想_七つまでは神のうち
感想_七つまでは神のうち_b0130850_11473031.gif復讐劇か。『七つまでは神のうち』8月20日公開。ある事件以来心を閉ざしていた高校生の繭。父親と外出中、たまたまのぞいたワゴン車に拉致されている少女を見つける。驚きながら父とクルマで追いかけ、いつしかクルマは山の中へ。すると放り出された少女。父はクルマを追いかけるが…。この少女には何が起きたのか、そして繭の運命は。謎が謎を呼ぶサスペンスホラー。
8.20公開 映画『七つまでは神のうち』公式サイト

スターダストの新星・日南響子ちゃん主演のJホラー。響子はきょうこじゃなくて「きょおこ」と読むんだそうだ(どうでもいいな)。ニコモ出身で今はnon-noモデルだそうだ(そうですか)。スターダストのお得意な系統で、柴咲コウ→大政絢ラインに続きそうな黒髪ロング×目パチリクールビューティ系。ホラーが似合う顔立ちとも言えますな。てのはまあさておき、見る前はどうせアイドル映画でしょ…って甘く見てたけど、パズルみたいな話が最終的にまとまるタイプで、一応それなりに筋の通った作品でした。なので見てられたー。

前半は時間軸ずらしのバラバラ攻撃で、やや混乱した部分もなくはなかったんだけど、中盤から一気に話がまとまっていく。すべての始まりは過去のある事件ということで、あーなるほどね、と。繭たんはクリスチャンで、さくらの母ちゃんはお守り派という、神様対比というディテールも放り込みつつ、基本は復讐譚。残酷で誰も救われはしないけど、オカルトでおしまい!みたいなそれこそ神隠しではないので後味はそんなに悪くないかも。そもそも怖さもあんまりないんだけど。

詳細なところのリアリティはないし、多分つじつまもあってないけど、そこはフィクションだから求めなくていいよね。子供の残酷さと、因果応報、この2つをテーマにしながら、人間の業というか闇みたいなのは捉えられてたと思います。が、いかんせんおそらく予算がないのと、アイドルっ子たちがメインキャストなので、作品レベルはたかが知れてしまうのですが。という感じで、次世代美少女として日南ちゃんの名前は一応覚えておこうと思ったしだいです。

by april_cinema | 2011-08-20 00:00 | Starter


<< 感想_神様のカルテ      感想_ジョン・レノン,ニューヨーク >>