2011年 11月 12日
感想_コンテイジョン
b0130850_23254240.gifこりゃこえー。『コンテイジョン』11月12日公開。香港出張から戻ったベスは体調不良を訴え、夫は急いで救急車を呼ぶがあっという間に亡くなってしまった。その頃、日本、香港、ロンドンでも同様のケースが起こっていた。ベスを解剖した特別チームは、新型ウィルスの存在を確認。感染者の隔離、感染源とルートの特定に各機関が追われるが、爆発的な感染スピードでウィルスは広まり、情報が錯綜、世界は混乱に落ちていく。
映画『コンテイジョン』公式サイト

緊張感ありまくり仮想現実世界。いわゆるホラー映画よりもはるかに怖いわ。フィクションです、って言われても、はいそうですか、ってわけにはいかんだろこれ。だっていつ起こってもおかしくなさそうな、限りなく現実に近い世界なんだもの。感染スピードさながらに、映画のテンポもハイスピードで、最初の感染者ベスはわずか2日というかものの十数分で死亡。夫が悲しみにくれるひまもなく事態は混乱し、検査に乗り込むドクター、そして感染源を探るWHOと、関係者のさまざまなドラマを群像ドキュメンタリかのように切り出す。

とにかくリアルなのね。感染者がうろたえる様子も、どんどんと連鎖していくパニックも。水や食料を求めたり、州外へと逃げ惑ったりする様子は、『ブラインドネス』同様だけど、あっちは極限状態での人間の尊厳みたいなテーマ性が強かったけど、こっちはあくまでこういうこと起こりうるからね、っていう警告というか、メッセージ。人との接触も、階段の手すりとかエレベーターのスイッチとか不特定多数が触れる箇所を媒介としての感染とかも、映像でいや~な感じで出してくるんだよねー。『感染列島』にはこの緊張感とリアリティがなかったからな。

とにかくやたらと豪華キャストで、グイネス・パルトロー(解剖シーン強烈)とマット・デイモン(フィリップ・シーモア・ホフマンばりに太ってたけど役作り?)が夫婦になれば、調査に乗り込んでくる医師はケイト・ウィンスレット(だがしかしこちらもまさかの速攻感染!)。WHOの一員はマリオン・コティヤール(こちらはまさかの拉致られ~)。検査機関の指揮官にはローレンス・フィッシュバーン(いやーこの人にも同情しまっせ)でこの威厳っぷりがたまんねーぜ。そして曲者ジャーナリストにジュード・ロウ(こういうやつホントに現れるんだろうな)ときたもんですから。

ソダーバーグのクールすぎる描写が、サスペンスタッチとパニック感を絶妙にコントロールしておりました。ラスト、種明かしが因果応報というのかなんなのか、これまた恐ろしいぜ。体調悪いときには絶対観にいかないほうがいいわ。潔癖症になっちゃうかも。そしてアジアとか衛生状態よくない国に行きたくなくなるという副作用ももたらしかねません。
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by april_cinema | 2011-11-12 00:00 | Starter


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