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2012年 05月 12日
感想_キラー・エリート
感想_キラー・エリート_b0130850_11425453.gif全貌が見えねぇ。『キラー・エリート』5月12日公開。1980年、世界が混乱していた時代。暗殺者として活躍していたダニーは、潮時を感じ、足を洗う決意をした。その1年後、引退したダニーは恋人と平和に暮らしていたが、彼の師匠役でもあったハンターが拘束されたことを知り、救出に向かう。首謀者はアラブの元首長で、彼の殺された3人の息子の復讐がハンター救出の条件。報酬は600万ドル。しかし、そのターゲットは世界屈指と呼ばれるイギリスの特殊部隊、SASだった。
映画『キラー・エリート』公式サイト 5.12 SAT 新宿バルト9ほか全国ロードショー

ジェイソン・ステイサム×クライヴ・オーウェン×ロバート・デ・ニーロというなかなか豪華なスター3人が揃ったアクション大作。事実に基づいているそうで、アラブの原油を中心にした国際情勢が背景にある物語。シリアスな事情が絡んだ話なはずなんだけど、そのあたりの世界的背景はあまり描かれてないこともあり、社会性についてはよくわからんかったわ。単純に、ダニーたちvsイギリスSASという構図で見て、純粋なアクション映画として楽しむほうがストレートでわかりやすいと思った。

2000年代を代表するアクションヒーローといって差し支えなさそうな、ジェイソン・ステイサムの鉄板アクションぷりが今作も炸裂。時代が80年だから、カーチェイスもアクションもハイテクではないんだけど、だからといって興奮度が低いってことは全然ない。中盤の個々のミッションはちょっと中だるんだけど、クライマックスのアクションの無茶苦茶っぷりはアドレナリン出たなぁ。どう考えても死ぬだろ、あの飛びまくり、落ちまくりはさw。そして携帯がまだないから、みんな固定電話や公衆電話を普通に使っているってのもなんかアナログテイスト漂っていい感じ。てか新鮮。

さて、楽しめたんだけど、やっぱり全体構造が見え切らなかったのが一抹の消化不良感として残ってしまったよ。結局、四男は砂漠になんて戻りたくなかったんだよね? エージェントたちは手数料ビジネスで世界を混乱させて儲けてたっていうのは別軸だよね? SASは単に悪さしてたことを隠したかっただけってことだよね? そのあたりの関係性がすっきり落ちなかったのは、僕の頭の悪さかもしれませんし、説明不足だったからかもしれません。

なかなかスケール感もあるスカっとアクション、ぜひごひいきに。

by april_cinema | 2012-05-12 00:00 | Starter


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