2012年 05月 18日
感想_ファミリー・ツリー
b0130850_1152553.gif爽やかなハワイの風〜。『ファミリー・ツリー』5月18日公開。ハワイで暮らす弁護士のマットに転機が訪れる。愛する妻がボート事故で意識不明の昏睡状態に陥ってしまったのだ。倦怠期に陥っていたふたりだったが、マットは眠り続ける妻の横で彼女への愛を再確認し、目を覚ましたら良き夫となることを誓う。しかし、高校生の娘から衝撃の事実を知る。妻はなんと浮気をし、離婚すら考えていたというのだ。思いも寄らない事実に、仕事だけをしてきたマットはその事実を確かめるため行動を始めるが…。
Movie|映画「ファミリー・ツリー」オフィシャルサイト 5月18日(金)TOHOシネマズ 日劇他全国ロードショー

賞レースをにぎわしたヒューマンドラマ、おおらかで優しい映画でしたなー。見終わった直後はわりとあっさりしてて、「え、これで終わり? で、それで?」ってくらいのだったのですよ。ハワイで暮らしてた男が不倫されててあら大変て話ですし、マットはハワイの土地持ちだし、あんまり共感できるポイントはなかったからさ。でも、よくよく噛みしめながら思いを巡らせると普遍的なテーマが詰まっていたのかもなーって思う今日この頃。

まずは家族。家庭を顧みない男はこれまでも何千と描かれてきたわけで、マットもその中のひとり。これといった特徴があるわけじゃないけど、妻と、そして娘達との空白を埋めることで家族の絆を取り戻して行く。子供たちとの距離の詰め方は自然でよかったと思うし、やっぱり最後には家族の絆の強さを感じさせてくれてよかった。そしてもうひとつ、自分のルーツについて考えること。確かに自分がどこから来たかなんてことは、今に直接なんの影響ももたらしていないかもしれない。でも、ひとつひとつの絆をたどっていったそこにルーツってのはあるわけで、それをないがしろにしていいのか、と。自分が受け取ったものを、子供たちやその先の未来へとつないでいかなくてはいけないのではないか、ってこと。土地や財産だけに限らず、やっぱり受け継いでいかなくてはいけないものってのがあるんじゃないかと。それをマットの決断と、子供たちとの関係をもって爽やかに描いてくれているのが良かったよね。

それから妻の浮気相手の嫁、ジュリーは立派だったよね。マットと同じ境遇にありながらも、憎しみよりも許しを優先したところに、愛のメッセージを感じました。マットもそう。裏切られてなお妻を尊重し、娘たちを大切にする姿勢に、心がじんわり暖まります。もちろんワイハのロケーションのよさは今更言うまでもないっすね。

大なり小なり脈々と受け継がれて行く物があるし、守り継がなくてはならないものがある。ジョージ兄貴は格好よすぎて普通の夫には全然見えなかったし、お嬢さん役の娘さんはアナソフィア・ロブみたいでかわいかったし、あったかい映画でした。あー、ハワイ行きたい。
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by april_cinema | 2012-05-18 00:00 | All-Star


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