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2012年 09月 21日
感想_ロック・オブ・エイジズ
感想_ロック・オブ・エイジズ_b0130850_14522311.gifトムが主演じゃありませんよ。『ロック・オブ・エイジズ』9月21日公開。オクラホマからシンガーを夢見てLAへとやってきたシェリーは、偶然知り合ったドリューの紹介で伝説のライブハウス、バーボンルームのウェイトレスに。そこは、あのロックスター、ステイシーを輩出した場所だった。しかし、時のLA市長夫人はロックを有害としてバーボンルーム締め出しにかかり、ドリューは、シェリーとステイシーの仲を誤解してしまう。果たして彼らの夢はどうなってしまうのか。
映画『ロック・オブ・エイジズ』公式サイト

ビジュアルのトム推しに、てっきり『レスラー』とか系のおちぶれスター再生話かと思ったわけですよ。物語は80年代後半で、往年のトムを映してから、そして今は…、的な流れかと思ったら、全然違った。若い男女が夢追ってLAにやってくるという超王道ストーリー、うん、『バーレスク』的な感じでしたね。主演はシェリーとドリューのふたりで、シェリー役のジュリアンちゃん、『バーレスク』の端役として出てたらしいぞ(さっぱり記憶にないけどね。そしてアギレラより見劣りするよね)。ということで、ベタ中のベタドラマ。田舎ガール、都会にあてられて恋も仕事もうまくいったけどすれ違ってでも最後には誤解が解けて超ハッピーエンド★

そういうわけでトム様は、ほどよい感じのアクセントキャラ。こういう脇役を選べるようになったトムは大人になったとでも言うべきか、意外と好きなのか。出番はそんなに多くなく、ほとんど酩酊してるんだけど、最後の最後にいいところ見せるというなんだか美味しい役どころ。劇中ほぼ半裸か、素肌に革ジャン姿でファンサービス(?)も上々じゃないっすかねー。それと絡むコンスタンス役のマリア・アッカーマン、どっかで観たことある気がするけど思い出せないなぁと思ったら『ライラにお手あげ』の彼女だったとは! いやはや、今も汚れ役なんですね。でもシェリーより好きだったよ。

てわけで全編ロックかけまくり。ギャグはちょろちょろ入りつつ、とにかく歌って歌ってストーリーもそこそこに歌いまくるミュージカルムービー。この手のやつだと、『バーレスク』『ドリームガールズ』のが上だなー。『ヘアスプレー』の製作チームらしいけど、あれにも断然負けちゃってると思う。でもま、単純に楽しいけどね。最後のライブのカタルシスはよかったし。80年代アメリカンロックが好きならある程度OKかな。僕はこのあたりの音楽はあんま知らなかったです。

by april_cinema | 2012-09-21 00:00 | Starter


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