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2013年 03月 29日
感想_アンナ・カレーニナ
感想_アンナ・カレーニナ_b0130850_21233316.gif派手コス。『アンナ・カレーニナ』3月29日公開。サンクトペテルブルクに暮らす美しい女性アンナ・カレーニナ。兄の浮気問題をおさめるためにモスクワを訪れた彼女は、そこでヴロンスキーという若き将校と出会う。それぞれに一目で惹かれ合うが、アンナは夫ある身。思いを閉じ込めて家族の待つ家へと戻るが、好意をおさえきれないヴロンスキーが行く先々にやってくるように。ついには本心を偽れず結ばれたふたりだが、それは破滅の始まりでもあった。
映画『アンナ・カレーニナ』オフィシャルサイト

キーラ・ナイトレイ×ジョー・ライト監督、そして文藝ものというおなじみのコンビが選んだのは、トルストイの長編恋物語。舞台が19世紀ロシアなわけですが、その再現が独特の絢爛豪華でまずは見た目から入りたいところ。ヨーロッパのそれとも少し違う雰囲気かつ、映画そのものを舞台劇に見立てるかのようにめくるめくシーンが次々とやってくる。多彩なセット、きらびやかな衣装、そして激しさをともなった舞踏。このダンスシーンはミュージカル映画としても通用するモダンさで、なかなかオモシロかったな〜。

お話としては割とよくある感じの昔の不倫愛。序盤は出会いから結ばれるまで、中盤はそこからの波乱含みの展開で、最後はまあ大変でしたよね、っていう感じで。なんかこのあたりの展開ってお約束に思えてしまってなかなか萌えないんだよね。恋愛事情がやっぱり現代とは違い過ぎるから、いくら惚れた腫れたの感情に差はないと家ども共感しにくいわ。そりゃ当時はセンセーショナルだったんでしょうけどねぇ。

見所は、『アルバート氏の人生』『SAVAGES』に続いて登場のアーロン・ジョンソン君ですかね。ここでは彫り深めのお顔をロシアン将校に変化させて、若気いたりまくって前のめりに年上女性に惚れ込む男子を爽やかに演じていたよ。対照的だったのがアンナの旦那役のジュード・ロウ。すごいハゲ頭とあいまって厳格な怖いおっさんになり切っていて、名前聞かなきゃ誰だか気付かなそう。キーラは相変わらずって感じだけど、その他のキティ役、ベッツィ役の女の子もまたかわいかったなー。

てことで話はどうってことないと思うけど見た目で楽しむコス映画。女子同士でぜひどうぞ。

by april_cinema | 2013-03-29 00:00 | Starter


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