2013年 04月 20日
感想_ハッシュパピー バスタブ島の少女
b0130850_2221187.gifサバイブの映画。『ハッシュパピー バスタブ島の少女』4月20日公開。バスタブと呼ばれる小さなコミュニティで、父親と暮らす少女ハッシュパピー。穏やかな日々を送っていた彼女たちだったが、突然の大嵐によってすべては奪い去られてしまう。途方に暮れる中、父親が重病であることを知り…。

評判のインディペンデント映画かつ少女が主役ってことで、勝手に『リトルミスサンシャイン』的なハッピー&ホープフルを期待していたんだけど、全然、まるっきり違いました! これは過酷な現実を少女がサバイブする物語。ファンタジーでもなくて、めちゃくちゃシリアス! 半端な気持ちで手を出すと完全に返り討ちにあうわ(あいました)。

そう、バリバリの社会派なんすよ! 格差社会とか、閉鎖的なコミュニティーとか、マイノリティ目線でいろいろと切り取っていて、そこで割りを食うのは少女っていうね。で、彼女は少女ならではの想像力を駆使するわけですが、それがまた痛々しくもあって。『パンズラビリンス』とは違ったダークネスというかなんというか、とにかく穏やかじゃねーぜ、って感じ。決して成長記でもないしね。サバイブするから強くはなってるんだろうけど。

映像もテンポも、すごくシビアな感じで、名前のハッピーさや、少女の響きに騙されては絶対ダメ。ただ、そういう世の中だから、甘えんじゃねーよって声が聞こえた気がしましたわ。自分を守るのは自分。頼れるものはない。覚悟を持て。ハッシュパピーに教えられたのはそういうことな気がします。



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by april_cinema | 2013-04-20 00:00 | Starter


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