2013年 09月 14日
感想_あの頃、君を追いかけた
b0130850_19155348.gifなによこの甘酸っぱ爽やかは! 『あの頃、君を追いかけた』9月14日公開。1994年、高校生だった僕たち。問題児のコートンは、中学から同級だった優等生のチアイーと急接近。みんなの憧れだったチアイーが、幼稚なコートンに勉強を教えるうち、ふたりは胸に秘めた想いを抱くように。高校を卒業し別々の大学に進んだ後も、ふたりは想いを寄せ合い、そしてその想いを打ち明け合いながらも…。
映画『あの頃、君を追いかけた』公式サイト

台湾から届いたスーパー青春ど真ん中映画! うわー、なんでしょうこの胸熱感は。今年のベスト青春ストーリーだなきっと。高校生から10年にわたる初恋の物語で、わりとよくある話なんですよ。バカな男と、マジメな女、いがみ合いながらいつの間にか惹かれ合うってのはもう定番中の定番で、最初っからふたりがくっつくのはわかりきってるんです。でも、その一つ一つがね、青春スイッチを押しまくりなわけですよ。後ろの席からつんつんしたり、みんなで海ではしゃいだり、なんだかんだとさ。あー麗しの高校生活よ!

それだけならまあ、普通の青春ものかな、って感じだけど、この物語がえらいのは終わり方かなー。ネタバレちゃいますが、大人になって再会するふたり。別々の道を行くことになったふたり。もしあの時ああしていれば、っていう誰もがひとつやふたつ抱えていそうな青春時代の小さな後悔を、このふたりももちろん持っていて、その「たられば」の世界をチラっと見せるクライマックス。きっとそのパラレルワールドもありえたはず。だけど、今ここにある現実はそれとは違う。ただ、青春時代を美化しているだけかもしれない。思い出は思い出のままだからこそいいのかもしれない。僕だってそういうの、あるもの。あの時なぜあんなことを言ったのか。どうしてああいう行動ができなかったのか。伝えていれば伝わったかもしれない思い。隠していればバレずにすんだかもしれない嘘。そういう万人に共通しそうな心の小さなヒダをやさしく包んでくれて、最高の形で終わらせてくれたエンディングに感謝だな。なんかもうこのラストで胸がいっぱになりすぎて泣くかと思った。青春の悔いという小さなトゲが、大人になってこんなふうにやわらかな芽みたいなものになって自分に返ってくるなんて思わなかったな〜。

てか主演ふたりが素敵すぎるのはちょっと反則で、男子はうーん渡部豪太くんと、高良くんを合わせたようなイケメンだし、女子は大後寿々花のロリ顔さと、ポニーテールバージョンは綾瀬はるか的な無垢さが加わり、最終的に尾野真千子っぽいムードも醸すオレ得なルックス。こんなにピュアで美しい恋愛には感情移入できない人もいそうだけどね。サブキャラたちはわりと置いてけぼりでもあるし。でもいいんだよ、これはひとつの象徴で、誰だってこれに類するような感情をひとつやふたつ、持っているはずだからさ。

高校生とかは文化祭まっさかりのシーズンだよな〜。この映画とか見たら、いろいろと加速するような気がするわ。うらやましいよ、若人たち!
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by april_cinema | 2013-09-14 00:00 | MVP


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