2013年 07月 27日
感想_ペーパーボーイ 真夏の引力
b0130850_3265167.gifキツイ結末やで。『ペーパーボーイ 真夏の引力』7月27日公開。1969年フロリダ、将来を見失っていたジャック。そこに新聞記者の兄ウォードが、4年前におきた殺人事件を再調査するために同僚と戻って来た。兄の仕事を運転手として手伝うことになったジャック。調査の依頼主である美しい女性との運命的出会い、そして思いも寄らぬ展開に翻弄されながらたどりついた真実とは…!
映画「ペーパーボーイ 真夏の引力」公式サイト

いやーなんともコメントに困る映画でしたわ。『プレシャス』の監督に、有名キャストが揃ってどんな映画かと思いきや、かなりの後味の悪さ。1969年フロリダっていうただでさえ曰く付きかつ濃密な暑さと湿度を感じさせる舞台なのに、それに輪をかけてえげつない物語で、ただただ閉口するのみでした。事件とは、白人保安官殺しの真犯人探しで、容疑者となっていたのはかなりヤバい白人。これをジョン・キューザックがイカれた様子で演じててまず気分悪いことこのうえなし。全然冤罪はらしてあげようって気になりません。

おまけにその容疑者と、文通して婚約したというイミフな女がニコール・キッドマン。やたらケバケバしくクレイジーガールになっていて、婚約者との初めての対面が刑務所での面会てのも異常なら、そこでなにやらイメージセックスみたいなことをふたりで始めちゃうのも異常の極みだよね。にもかかわらず、この女に惚れちゃうジャック君てのが理解不能すぎるわ。性格もさることながら、見た目だって年増のおばさん感出まくりじゃないか! いろいろ無理あり過ぎて痛々しいよ。なんなの、フロリダってまともなかわいこちゃんはいないのか? ジャック君、童貞でもなかろうに、なんなんだよー。とまあ、感情移入の糸口ゼロなわけです。

おまけに、兄ちゃんがまたダークサイドを隠していて、それだけならいいんだけど、オチのつきかたが凄惨過ぎて辛いし、物語の決着もあまりにも救いがないというとどめのさしかた。ジャック君のお先は真っ暗ですよね、これじゃ。という映画ですが、そういう世界を作ろうとして作れているので、これは映画の善し悪しじゃなくて、趣向性の問題ですね。どうにも好きになれない題材でした。ごめんなさい!
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by april_cinema | 2013-07-27 00:00 | 6th-man


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