2013年 11月 01日
感想_ある愛へと続く旅
b0130850_2094350.gifうそでしょ…な結末。『ある愛へと続く旅』11月1日公開。留学先のサラエボで、カメラマンのディエゴと結ばれたジェンマ。ふたりはローマに帰り結婚生活を送るが、子供を授かることはできなかった。そんなときサラエボで紛争が起き、ふたりはかつての仲間を案じて現地を訪ねる。そこで代理母を見つけ、ついに子供を授かり、ジェンマはローマへと帰るが、ディエゴはサラエボに残り、そして命を落とした。16年後、成長した息子をつれ、ジェンマはサラエボへ。そこで、衝撃の真実を知る。
映画『ある愛へと続く旅』

とんでもなく重たい、重たすぎる結末に目玉が飛び出たわ。しょっぱな、老けメイクのペネロペ観て、普通に老けたなーとか勘違いしつつ、過去を行き来する展開に愛だ恋だの物語ですか、と軽い気持ちで見ていたのですよ。前半は特に目新しいこともなく若いふたりが出会って、いちゃいちゃしてっていう感じで特に見るべきところもない。踊るペネロペを撮るエミル・ハーシュとかすごい格好いいし、サラエボもローマも絵になるしで、見栄えはとてもいいんだけどね。

で、中盤から子供ができないという話になってきて、徐々にこれはどういう結末に向かっているのだろうかと。ディエゴはどこにいってしまったのか。息子はいったい誰の子なのか。だが、簡単には答えにたどりつかず、悶々とした時間が過ぎる。そしてラスト10分からの怒涛の展開ですわよ…。想像だにしなかった展開に絶句。そして重すぎる運命に身動きもとれず。。だって、息子は…どうしたらいいんだよ。。

アンジーもサラエボを舞台にしていたり、20年が経過してここでおきたことが掘り起こされているんだな。それにしても本当についこないだ、僕だってもう物心ついてそれなりにたっていたときに、この惨劇が起きていたという事実に打ちひしがれずにはいられない。いや、今だってエジプトでもトルコでもリビアでも似たようなことが起こってもおかしくないのか…。とにかくラストで物語の意味はまるで変わったわ。これを安易で愛では片づけられないと思います。英題は『BORN TWICE』。うーん、含みがあるなぁ。

蛇足ですが、エミル・ハーシュがジャック・ブラック化しつつあるような。ってのはさておき、覚悟のいる映画でした。
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by april_cinema | 2013-11-01 00:00 | Starter


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