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2013年 05月 11日
感想_ふたりのイームズ:建築家チャールズと画家レイ
感想_ふたりのイームズ:建築家チャールズと画家レイ_b0130850_062177.gif椅子、ほしー! 『ふたりのイームズ:建築家チャールズと画家レイ』5月11日公開。ミッドセンチュリー家具デザイナーの代表格イームズ。彼を支えたのは妻のレイ・イームズだった。いかにして彼らが時代の寵児となっていったのか。知られざる姿が今明らかになる!
映画『ふたりのイームズ:建築家チャールズと画家レイ』公式サイト

ミッドセンチュリーと言えばイームズ、くらいの知識はあれど、その人がどんなキャラクターで、どんなふうに家具デザインをしたのかなんて全然知らなかったから、普通に伝記を読む気分で楽しめたよ。なんせ最初は戦争中の兵士のギプスを木で作ったのが始まりだってんだから驚いたわ。彼らが安くて使い勝手のいい製品を作ったことで一気に広がり、彼らはその技術を応用して椅子を作るに至ったというね。

時代背景も興味深いところ。戦争はもとより、戦後の好景気と住宅ラッシュに乗っかるように、安くていい家具が大量に求められたからこそシェルチェアは大ヒットしたわけで、そしてそれだけでなく住宅やらおもちゃやら、本当にいろんな傑作を残していたんだなーと感慨深く見守りつつ。うわー、なんかオレもシェルチェアの一個くらい持ってた方がいいんだろうか、というか欲しい!なんつって。

そんな作業を夫婦で行っていたというからさぞおしどり夫婦かと思いきや、意外とそうでもなかったりしてね。そもそも旦那は再婚だし、その後も悪さしちゃったりして、意外な側面もあってね、全部が全部理想の夫婦ってわけにはいかなかったんだね。ときに、ちょうど国立新美術館で『カリフォルニアデザイン展』なんてのがやっててイームズさんも大フィーチャーされてますよって、これと一緒に観るとさらに楽し! どっちが先でもよござんすよ〜。

by april_cinema | 2013-05-11 00:00 | Starter


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