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2013年 06月 08日
感想_ローマでアモーレ
感想_ローマでアモーレ_b0130850_1031685.gif所変われど相も変わらず。『ローマでアモーレ』6月8日公開。イタリア男子と恋に落ち結婚が決まったアメリカ娘。演出家の父(ウディ・アレン)はカルチャーギャップに戸惑い…。ある青年は、恋人の友達に恋してしまい…。田舎からローマへやってきた新婚夫婦に訪れた誘惑は…。ある日突然有名人となった哀れな男は…。ウディ・アレン最新作は、ローマを舞台に4つのエピソードが交差する! いや、交差はしない!
映画『ローマでアモーレ』公式サイト

NY、ロンド、パリ、バルセロナと自由に世界各国で撮っててうらやましいなぁ、ウディ! 今回はついにローマに上陸。しかも今回はオムニバスのように4つの物語が同時進行し、そこに豪華キャストが大集合。にぎやかで、陽気です、全編。まあでもとにかくいつものウディ印。好きな人には楽しいでしょうし、ピンと来ない人にはピンと来ないあの感じです。僕はやや後者よりなのでトーン低めに感想書くけど気にしないでください。

ウディ本人お久しぶりの登場は、やかましいウディがイタリア家族に混乱をもたらすエピソード。父親がオペラ歌手志望ってんで演出してあげるわけですが、シャワー浴びながら歌うってなんだそりゃ!w バカバカしいコントと笑ってあげればいいんだろうけど、なんか苦笑しかできなかったわ。まだまだ修行が足りないなー。そしてロベルト・ベニーニは、突如わけもなくパパラッチが押し寄せるようになって有名人に仕立て上げられちゃう話。これだけ異色で恋物語じゃなかった感じだけど、なんか意味があったかもしれない。けどうまく消化できませんでした。

恋人と、新しく現れた魅力的な女の子エレン・ペイジの間で揺れちゃうのがジェシー・アイゼンバーグ。そして謎のアドバイスを送るのはアレック・ボールドウィン。エレンが小悪魔キャラってのはちっと無理がある気がしたし、男の浮気心ってのもわりとよくある話な気がしてあんまりノれず。そして新婚夫婦はそれぞれに別の誘惑にクラっとしちゃうというお話。4つとも、移ろいやすい男女の心の機微を描いてて、ローマって街では遥か太古の昔から惚れた腫れたが繰り返されてきたんだぜ、って感じでOKかな?

とにかく、やることなすことウディ・アレン。安心して観られますよ。なんだかんだで次回作も待ち遠しいなー!

by april_cinema | 2013-06-08 00:00 | Starter


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