2013年 07月 20日
感想_最後のマイ・ウェイ
b0130850_30546.gif予想しなかった傑作! 『最後のマイ・ウェイ』7月20日公開。アフリカに生まれたクロード・フランソワ。父親の反対を押し切り音楽の道を進み、やがてフランスいちの大スター歌手に。そして彼が作った曲は、敬愛するフランク・シナトラの『マイ・ウェイ』となった。歌って踊り、女好きで傲慢。フランスが生んだ稀代のスターの実像に迫る感動のトゥルーストーリー!
映画『最後のマイ・ウェイ』公式サイト

こんな歌手がいたなんて初めて知ったし、シナトラの『マイ・ウェイ』を作ったのがこの人だってことも初めて知りました。そして胸を打たれたよ。父に理解されないまま夢を追い、父亡き後にその夢を叶えた男。エジプトに生まれモナコへと写り、裕福だった家は落ちぶれながらも夢へと進んだ青春時代。一歩ずつステップアップする様は素直に応援したくなる。売れっ子になってからは、歌い、踊り、次々と新しい挑戦をするフロンティアに。人気商売ゆえに売れ続けるための仕掛けを無理矢理考える様は哀しさだって伴うけど、それがスターの宿命なんだろうね。ファンには愛されていても、それ以外の人からは「ナヨナヨ男」なんて揶揄されるのも切ないぜ。

歌手だけじゃなく、プロデュースから企画ものまでマルチな活躍は60年代と思えないほどで小室も秋元も目じゃないぜ!って感じ。さらにプライベートではフランスギャルと熱愛してたり、結婚生活も破綻させたりこっちも派手だわー。だけどだけど、シナトラが歌う『マイ・ウェイ』に涙するような純粋さも持ち合わせていて、あらためてこの歌本当にいい歌だよね。この曲が誕生したときのシークエンス、さりげないけど曲の良さがよくわかっていいシーンだったよね。だけど、わずか39歳にしてこの世を去ってしまうなんて。。どんだけ猛スピードで駆け抜けてるんだよ。この短い生涯にして、このエピソードの波瀾万丈っぷり。そりゃー惹かれないわけにはいかないっつーの。

演じたジェレミー・レニエは、クロクロそっくりのなりきりぶりで、歌って踊って大活躍。60年代の衣装も華やかで楽しめる。もちろん『マイ・ウェイ』を始めた楽曲もてんこもりだからミュージカル的にだって楽しめてしまうというお得盛り。いやー日本で全然知名度ない人だから最初はまったくピンときてなかったけど、世界にはまだ知らない優れた人がいるもんですね。きっとまだまだたくさんいるんだろうな。そういうの、映画で知れるのはすごくありがたいこと。とにかく、観て損はない素晴らしい伝記映画。ももクロもいいけど、元祖アイドルのクロクロもよろしくね!
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by april_cinema | 2013-07-20 00:00 | All-Star


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