2014年 01月 25日
感想_旅人は夢を奏でる
b0130850_1203419.gifいろいろフワっとしてるけど。『旅人は夢を奏でる』1月11日公開。ピアニストのティモのもとに突然現れた男レオは、35年前にティモを捨てた父親だと名乗る。いきなりやってきて車に乗せて向かったのは、知らされていなかった異母姉のもとや、ティモの別居中の奥さんの家、そしてこれまた知らなかった本当の母親のもと。なかばやけになりながらの道中で父と息子はつながりを取り戻す。
2014年1月公開 映画「旅人は夢を奏でる」公式サイト

フィンランドでは大ヒットという触れ込みなんだけど、そのわりにはわりとゆるいロードムービーだったなーという感想。特にこれというドラマポイントがあるわけではなく、行く先々でいろんなエピソードはあるのだけど、それぞれの印象が薄いし、わりと唐突かつ投げっ放しという感じ。誰の感情もしっかりは掘り下げられないので、観客が想像するしかないんだけど、セリフにしなくても良いからもう少し描写はほしかったなーと。

レオが不在の間何をしていたのかも語られず、そもそも彼を捨てることになった事件もそこに至る動機に触れないからなんの感情移入もできない。ティモがどんな思いで育ってきたのかもわからないし、普通はいきなり正体不明の自称父親が現れても、もっと警戒するしなんなら拒否ってもおかしくないはずだよな、とか。姉や奥さんとのやりとりもあんまり膨らまなかったかなー。

ただ、ふたりでホテルで歌い始めるシーンはなかなかよかったのです。それもそのはず、主演のふたりは俳優かつミュージシャンとしても大活躍しているんだそう。なんだもっとじゃあ音楽家として血は争えぬ的競演はもう少し端々で出て来てもよかったのになーと思うけど。役者たちのキャラクターは全体的によかったし、娘っ子ルミたんとかすんげー可愛かったし、ストーリーがもう少ししっかりしてきたらいい作品になったような気が。

ま、フィンランドの郊外の風景をちょっと楽しむなんて見方もできなくはないかもしれませんねー。
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by april_cinema | 2014-01-25 00:00 | Starter


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