2014年 03月 01日
感想_ラヴレース
b0130850_23341021.gifエロじゃねーのか。『ラヴレース』3月1日公開。厳格な両親のもとに育ったリンダは、チャックという男と出会う。危ない雰囲気とは裏腹に紳士的な態度の彼に惹かれ、ふたりは結婚。それからしばらくして、チャックはバーの経営が危機に瀕し、リンダにポルノ映画への出演を強要する。その映画は、史上空前の大ヒット。リンダは、リンダ・ラヴレースという名で一躍ポルノスターとなった。しかしリンダとチャックの関係はすでに修復不可能なものとなり…。
映画『ラヴレース』公式サイト

こちら実在の人物の物語で、自伝ベース。主演はアマンダ・サイフリッド、ポルノスターが題材とあって、ええどうなっちゃうのー!?と気をもみましたが、なんともかんとも微妙な映画だったな。まず、エッチなシーンはちらほらあるし、アマンダのトップレスもあるけど、エロい感じはあんまりなかったです。そこは、女性観客を考慮したって面もあると思います。

身も蓋もない言い方すると、要するにDVの話で、リンダはチャックにさまざまな虐待をされていた。それでも母の教えの通り「夫を立てる」を忠実に守った結果、ポルノにも出演せざるを得なかったけど、限界を越えてふたりの仲は崩壊したってこと。もう目も当てられない話なわけです。

でも、劇中のリンダは決して不幸なだけには見えなかった。あきらかに痣を作ったり、友達に相談できなかったり、ヤバい兆候はたくさんあったけど、ではなぜ舞台挨拶や、撮影中にはそれなりに楽しそうな様子をしていたのだろう。原因はすべてチャックのせいだけど、彼女の中にスターへの憧れとかあったんだろうか。そのあたりの矛盾(矛盾していていい。それが人間だから)についても、もう少し描いてほしかったような。それがないと、ほんと単にDV被害者の話で、ポルノ反対!って言われてもしっくりこないなぁと。

話の焦点が、リンダの人生にあるのか、フェミニズムにあるのか、DVやポルノへのアンチテーゼなのか、そのあたりがしっくりきませんでした。後味悪いばかりだぜ。
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by april_cinema | 2014-03-01 00:00 | Starter


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