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2014年 07月 11日
感想_ダイバージェント
感想_ダイバージェント_b0130850_1175176.gifもうひと押しほしいねー。『ダイバージェント』7月11日公開。最終戦争から100年後のシカゴ。この世界では、人々は5つの派閥にわかれそれぞれの役割をまっとうすることで平和が維持されていた。子供たちは適性診断によって派閥わけされるが、ベアトリスは5つのどれにも当てはまらないダイバージェント(異端者)だった。「勇敢」派閥に進んだベアトリスは厳しい訓練を受ける中、異端者を抹殺しようとする存在にも気付き始めて…。
映画『ダイバージェント』公式サイト

マンガっぽいSF設定は、原作小説があるみたい。ラノベかな? ↑の公式サイトで6章まで試し読みできるみたい(読んでません)。映画で端折ってるせいか、この世界観がどうもピンと来ないんですよねー。構図はわかりましたけど、この5つでどうやって世界を秩序立ててるのかはさっぱりわからんかったですわ。そして話が進むとわかりますが、みんな鞍替えしまくってるじゃないか。ますます秩序維持システムに疑問が残りますな。

でまあ、全体的には安っぽいお話で、『ハンガーゲーム』にも近い感じというか、作り物感がかなりありました。近未来にしてはトレーニングが原始的だったり、北斗の拳的な荒廃感もあれば、SFっぽい未来っぽさもあって、あえてそれを融合してるんだろうけど、魅力的に見えなかったな。キャラクターも弱くって、主要キャラがベアトリスと先生のフォーくらいしかちゃんと描かれてないのが話の浅さを際立たせてて、もう少し周辺をちゃんと描いてくれたほうが話に入りやすくなるんだけどなー。人物の背景も、世界観の掘り下げも足りないので、ストーリーに入り込むポイントが足りないんだわ。ベアトリスちゃん、なかなかかわいいねーと思ってたら『ファミリーツリー』のお嬢さんでしたか! 気付かなかった〜。

SFとしても、少女マンガ的恋愛としても、アクションとしても、中途半端で、思ったほどつまらなくはないんだけど、これといったウリも見出しにくいというところ。それでいて130分以上の尺はやりすぎかな〜。どっか特徴を立ててくれるとよかったなーと思いますわ。続編あるんだっけ、これ?

by april_cinema | 2014-07-11 00:00 | Starter


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