2014年 05月 30日
感想_X-MEN:フューチャー&パスト
b0130850_025217.gif十分面白いんだけど、期待はもっと上なんだぜ。『X-MEN:フューチャー&パスト』5月30日公開。未来世界、対ミュータント兵器センチネルの攻撃によってミュータントは殲滅の危機にあった。追い込まれたプロフェッサーXとマグニートーは、キティの能力を使ってウルヴァリンを1973年へと送り込む。当時、ミスティークは仲間の敵を討つために、センチネル計画の首謀者であるトラスクを暗殺しようとしていた。今の未来はその暗殺が決定的な分岐点となっていた。ウルヴァリンはミスティークを止めるため、プロフェッサーとマグニートーを探し出すが、若かりし彼らには未来から来たというウルヴァリンを簡単には信じられなかった。
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待ってましたよX-MEN最新作! 『ウルヴァリン:サムライ』のエンドロールとは全然つながってないような気がしたけどまあ、プロフェッサーとマグニートーが手を組んでるって意味ではあってんのかな? なんにしても、今作も130分超の尺があっという間に感じられましたわ。スパイダーマン同様に、VFXが進化しまくってるもんだからアクションの大迫力は半端じゃないです。未来のバトル、恐ろしかったな〜! それと比べると1973年のアクションは必然的に地味だったかもしれない。まあそこはバランス取ってるからいいと思う。意識を過去に飛ばすって『インセプション』ぽいな〜とかはさておき、最大の見せ場はピーターのキッチンでのTHE WORLD状態でしたね。クールかつ笑えた!

でも全体的にアクションはオマケっつーか、本筋ではなく、どちらかというと役者たちの演技バトルが中心の話だったような気がするわ。メインは、若かりしプロフェッサーことチャールズ。あのプロフェッサーとは思えないほどやさぐれちゃって、能力に背を向けて薬に溺れちゃってるとは意外な姿。でも、前作のエピソードのショックを思えばそれも納得。このあたりはやっぱり続きで見てないと腑に落ちないだろうから、前作だけは見ておいたほうがいいわ(ついでにウルヴァリンの過去も見てないとわかんないけど、見てるオレもいまいちウロ覚えなりに、まあついてはいける)。このあたりのマカヴォイの演技、よかったな〜。長髪、ひげ面でダメな感じを見せつつも、ウルヴァリンに諭された後の表情のクールさは今作のハイライトだったよね。

そしてマグニートーことエリックも、出番がそこまで多いわけではないけれど複雑な冷徹さを見せてナイス。さらに今最もノってる女優、ジェニファー・ローレンスが演じた哀しきミスティークもさすがでしたわー。素の状態のジェニファー、今迄でいちばん魅力的に見えましたよ。てかさ、キャスティングした時点ではまだジェニファーも今の地位ではなかったと思うけど、ここまでのブレイクを読んでのキャスティングだとしたらすごすぎるわ。見事に話の中心に据えられてるしねー。ただ、エリックとチャールズの主張は、原作通りとはいえ乖離したままで、このエピソード内ではそこに決着がつかなかったのはなんとなく切なかったかも。まあ、仕方ないか。あとやっぱ、未来でX-MENたちが一方的にやられるのも見ててキツかったわー。センチネル軍団が、進撃の巨人に見えたもんな。そうそうブリンク役が気になる誰だ?って調べたらファン・ビンビンだった。かわえぇ。

なんだけど、要素が多すぎるのか、伝えたいテーマの訴求力はちょっと弱かったと思う。「未来は変えられる」。このメッセージ自体は、あらゆる作品で語られてきているだけに、それをどうX-MENの世界観と融合させるのか、そしてそこに説得力を持たせられるかがキーだと思うんだけど、その点での興奮度はイマイチだった。話の辻褄あわせてアクション入れてして、それで精一杯になってしまって、チャールズがミスティークに語りかける止まりだったのはもったいなかったなー。もう少し深みを出せたんじゃないかと思うんだけど。エリック、ビースト、ウルヴァリン、チャールズ、ミスティーク、それぞれの葛藤と選択がもう少し深く刺さってくることを期待しているだけに、注文つけたくなりました。

エンドロール後にはお約束、2016年公開の続編アポカリプスもチラ見せしてくれまして、いつも通りの着地でした、と。あーもう、いよいよ原作読んでみたいけどどんな世界なんだろ。というか、『キャプテンアメリカ』見逃したー! 『アイアンマン3』も『ソー2』もまだ観てねー! 『アベンジャーズ2』が来年来る前に観ておかなくっちゃ。アメコミ観てるだけで1年があっという間だよ。これぞフューチャー&パスト。未来はまだ決まってないぜ!(意味不明)
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by april_cinema | 2014-05-30 00:00 | All-Star


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