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2014年 07月 11日
感想_ジゴロ・イン・ニューヨーク
感想_ジゴロ・イン・ニューヨーク_b0130850_1211155.gifなかなかの味わい。『ジゴロ・イン・ニューヨーク』7月11日公開。古書店をたたむことになったマレーは、かかりつけの女医に頼まれごとをする。それは、レズビアンの恋人との3Pに入ってくれる男性を探しているという内容。マレーは、友人のフィオラヴァンテを1000ドルで紹介することに。フィオラヴァンテは最初乗り気でなかったものの、女医に気に入られ、味をしめたマレーは次々客を取り始めるが、フィオラヴァンてはひとりのユダヤ人女性の客と、恋に落ちてしまい…。
映画『ジゴロ・イン・ニューヨーク』公式サイト

ウディ・アレンが久しぶりに他人の映画に役者として参加してることで話題の一作。けっこうウディ・アレンぽい映画になってたかも。なんせ尺が90分だしね。てのはさておき、奇妙なジゴロビジネスから始まりながら、描かれてるのは大人の恋。女性にやさしくできるけどずっとフラフラしてた優男と、厳格なユダヤ教徒である未亡人。境遇が違うふたりが、密やかに想いを寄せてくのはなかなかにロマンチックね。特殊な状況だからこそ立ちのぼる恋の炎、いい感じでした。

そんなに派手な展開があるわけでもないし、これといった教訓があるわけじゃないけど、その秘めた感じが好印象。ウディは喋りまくりのいかにもなキャラなんだけど、監督が違うからか鬱陶しさはなくってちょうどいいアクセント。こういうポジションにはまるとものすごく貴重な才能を発揮するんだなーと再確認したわ。

ニューヨークのロケーションも個人的には楽しめたし、軽い気持ちで甘酸っぱめのロマンスをどうぞ。

by april_cinema | 2014-07-11 00:00 | Starter


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