2014年 08月 30日
感想_わたしは生きていける
b0130850_13484093.gif恋愛オチか。『わたしは行きていける』8月30日公開。NY育ちの16歳の少女デイジー。会ったこともない従弟たちの暮らすイギリスの片田舎にやってきたが、その生活にはまるでなじめない。しかし、寡黙ながら彼女の孤独を理解するエディによって少しずつ心を開き始める。そんな時、ロンドンで核爆発が起き、戦争状態に突入。デイジーたちのもとにも謎の兵士が現れ、それぞれバラバラに引き離されてしまう。隔離された場所で生活しながら、デイジーはエディの元へと帰るべく逃走を始めた。果たして世界に何が起きたのか、そして彼女たちの運命は。
『わたしは生きていける』 8/30(土)有楽町スバル座ほか全国順次ロードショー

第3次大戦が起きた近未来が舞台ってことで、どんなサバイバルが展開されるのかと思ったけど、デイジーの内面にフォーカスされた青春恋愛映画ととらえたほうがいいのかなと思いました。いろいろ細かい設定あるんで、一概にそう片付けるのもよくないんだろうけど、あんまり世界観のディテールは描かれてないのでね。命の大切さとか社会問題のようなテーマもあるとは思うんだけど。

ただ、なんにしても中途半端な印象だったことは否めないかと。デイジーはかなり偏屈ガールで、ゴスファッションに身を包み周囲に敵意むき出し。愛に飢え、自分を守る術もないって感じだったけど、その設定が生きてる感じはあんまりない。そんな少女さえも、戦争の脅威の中で成長せざるを得ないってことなんだろうけど…、キャラ的にすごく魅力的というわけでもないし、あの状況じゃどんなキャラでもできることは限られるだろうなーという感じ。エディとの絡みもあっさりすぎて、命の危険を冒してまで再会を望むには結びつきが弱かったよなー。デイジーの背景よりもエディとの関係性をもうちょっと描いてほしかったです。

デストピア状態の世界にはうまく没入できなかったけど、実際のところあんな感じになるのかな。何が起きているのかわからないまま、情報も入ってこず、誰が誰なのか、誰が信用できるのかも把握できずに引きずり回される。考えると恐ろしいことだけに、もっとここは丁寧に時間をかけて描いてもよかったのかもしれない。あんなに簡単に脱出できるのかもよくわからない。うーん。

撃墜されたと思われる航空機の映像は、ウクライナでの事故を思わされて落ち込んだな…。冗談抜きにしてすぐ近くにあるかもしれないこの紛争の脅威と、その中での少年少女の生き方ってのが、あんまりうまく融合してると思えなかったのが残念。シアーシャたんは、不思議な存在感ですね、それにしても。
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by april_cinema | 2014-08-30 00:00 | Starter


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