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2014年 09月 13日
感想_So Young〜 過ぎ去りし青春に捧ぐ〜
感想_So Young〜 過ぎ去りし青春に捧ぐ〜_b0130850_19214394.gif後半忙しいネ。『So Young 〜過ぎ去りし青春に捧ぐ〜』9月13日公開。幼なじみの憧れの先輩リン・ジンを追いかけ大学に入学したお転婆女子チョン・ウェイだが、彼はひと言もないままアメリカに留学してしまっていた…。寮のルームメイト、学校一の美女ルアン、潔癖性のウエイジュアン、短髪で男みたいなシャオペイとの大学生活は悲喜こもごも。そしてある日、ウェイはチェン・シアオチョンという寡黙な男子と出会う。いきなり突き飛ばされるという最悪の出会いだったが、ウェイはその男に恋をしていた…。
So Young〜 過ぎ去りし青春に捧ぐ〜

なんとあのヴィッキー・チャオが監督デビューだって聞いて、まったく期待してなかったんだけどけっこう面白かった〜。『あの頃君を追いかけた』の青春初恋部門と、『きっと、うまくいく』の青春成長部門をイイトコ取りした感じですかね。冒頭の謎のファンタジー映像が始まったときは絶望的な気分になったけど、その後の展開はありがちとはいえよかったですよー。日本の連ドラっぽくもあるし、少女マンガっぽくもあるしって感じ。原作は中国のネット小説だそうで、むべなるかなと。

とりあえず主人公ウェイを演じた、楊子姍(ヤン・ズーシャン)ちゃんが可愛かったのがなによりだよね。吉高と、あやや入った雰囲気で、テンションは思いきり高い破天荒系ガールという俺のストライク。どうしてこういう二次元キャラに弱いんだろうなー。彼との出会いとか、その後の展開とか、もう付き合い切れないほどにくだらないけど、それでもつい観てしまう安心感もなんなんだろうなー。しかしアジアの学生寮ってこんなに汚いもんなんですかね。冒頭喩えに出した2作も、やっぱり汚かったもんなぁ。てか日本の学生寮をむしろ知らないのだけれども。あ、いや、大学時代先輩の県人会の寮に言ったっけ。あれはけっこう綺麗だったね。

さて、そんな青春初恋物語で終わるかと思いきや、後半は大人になってからゾーンも描かれて、これは『僕等がいた』モード。ちょろちょろと群像っぽさも出しつつ、ずいぶん前の伏線を回収してみたりして、なんかいろいろがんばってるなーって感じ。もう少し素直に、ウェイとシアオチョンのことだけやってくれてもよかった気がするんだけどね。リンジンのくだりとか全然要らない感じしましたよ。

つーことで、悪くないけど決め手にも欠けるライトな青春ムービー。退屈はしないと思います。しかし監督があんなにカワイイって現場じゃどんな気分なんでしょうねー。

by april_cinema | 2014-09-13 00:00 | Starter


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