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2014年 09月 27日
感想_アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜
感想_アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜_b0130850_20191184.gifタイムトラベルもののベスト級! 『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』9月27日公開。21歳になったティムは、父から重大な秘密を告げられる。それは、一族の男子にはタイムトラベルの能力が備わっているということ。後の妻となるメアリーとの出会い、妹のキットカットの事故、そして最愛の父の死、すべてをタイムトラベルでやり直しながらティムが見つけたのは、なによりもかけがえのない普通の1日だった。
2014年9月27日公開 アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜

大好き好き好きリチャード・カーティスの最新作は、これまた絶品もの〜! タイムトラベルものは数あれど、その中でもベスト級の1本と言って過言ではないっ! 『バックトゥザフューチャー』に次ぐといっても過言ではないっっ!! てくらいに気に入った〜。本当に何を撮っても巧いよな〜。キレイにまとめるよな〜。後から振り返ると、やっぱりタイムトラベル関連でツッコミがないわけじゃないけど、そんなのまったく気にならないんですよ、この映画を観ている2時間の間はさ。

タイムトラベルとしてもさほど珍しいわけではなく、そして真ん中にあるかけがえのない日々や家族というテーマに関しても、さんざん描かれてきた直球のテーマ。だけどだけど、すごく良かったんだわ〜。冒頭のキャラやタイムスリップのルールの説明は最小限で理解させ、前半はメアリーとの出会いを楽しくラブコメ的に展開。強引すぎる出会いに、初Hのドタバタに、日々を表す地下鉄に、両親との面会に、嵐の結婚式と、すごくよかったな〜。特に結婚式は多幸感をあんな風に演出するの初めて観たよ。素敵過ぎる。そして後半は少しずつ質量を増していく。大切な妹を守ること。愛する妻子との未来。そして尊敬すべき父との別れ。エゴイスティックにタイムトラベルするようなシーンもありながらも、徐々にティムが人生に大切なものを見つけていって、そして最後の「every single dayこそが奇跡的にかけがえのないものである」ことに気付くくだりは、泣きこそしないけどじわわ〜んと胸を熱くするね。隣にいる人を抱きしめたくさせるような感じ。ああ、胸が静かにいっぱいになるなぁ!

主演のドーナル・グリーソン君、イケメンとは違うけどいい感じのスマートさで好感持てたし、レイチェル・マクアダムスは安定のラブコメヒロインぷりを発揮。ティーザーが彼女中心かつ雨のシーンなのは『君に読む物語』意識? そして鍵を握る父親役のビル・ナイも素晴らしかったよね。普通のお父さんだけど、家族を愛し、父として息子に大切なものを伝える姿がよかったなー! あと伯父さんもよかった。妹のネコっぽいキャラもかなり好きだった。あと、シャーロット役のグラマー彼女は『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の彼女でしたか。どっかで観たことあると思ったけど。

なんか、リチャード・カーティスがこれで監督引退とかなんとか言ってるらしいけど、絶対大反対! もっともっと撮ってほしいです。てことで今年のベスト5に入る1本であり、この秋の大本命!

by april_cinema | 2014-09-27 00:00 | MVP


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