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2014年 10月 11日
感想_ニンフォマニアック Vol.1
感想_ニンフォマニアック Vol.1_b0130850_23173083.gif破廉恥すぎるヨ! 『ニンフォマニアック Vol.1』10月11日公開。雪の降る日、路上で倒れていたジョー。顔は痣だらけ、おまけに異臭まで放っていた彼女を見つけたセリグマンは、救急車を呼ぼうとするがジョーに止められる。仕方なく自宅に連れ帰り、介抱しながら事情を聞くと、彼女は衝撃の身の上話を始めた。「私は2歳で性器に興味を持ち、15歳で処女を捨て、そしてこれまでに数え切れないほどの男とヤってきた」。彼女が語る恐るべき人生とは。
『ニンフォマニアック Vol.1/Vol.2』公式サイト

あのラース・フォン・トリアーがエロス題材でまたまたかなりヤバイのを撮ってきたそうな! しかも長過ぎて2部作という! そりゃーエロ込みで期待高まるってもんじゃないですかーと恐いもの見たさで拝見したところ、なるほどエロかったわー。でも、煽るほどにエロじゃなかったわ。もちろん赤裸々にセックス描写はあるんだけど、『17歳』とか『アデル、ブルーは熱い色』のほうが、AV的なエロさという意味ではよっぽどエロかったと思いますので、そのあたりは紳士のみなさん過剰なナニカを期待しないほうがいいかもしれません。

てのは余談ですが、回想形式で語られるおかげか、クレイジーなストーリーなのに、なんとなく抑制されている感じ。理性的に展開を見守ることができます。唐突な処女喪失も、悪友Bとの悪趣味な男漁りゲームも、そのあとのジェロームとの再会から先の乱痴気騒ぎも。あくまでジョーの一人称で語られることを考えると都合の悪いところは端折られてるかもしれませんな。なんにしても、内容はショッキングだけど、けっこう淡々と描かれていくVol.1という印象でした。

ジョーの若い頃を演じたステイシー・マーティンちゃん、肉感的じゃない体が逆にセクシーでもありつつ、繊細さな傷つきやすさを感じさせてよかったね。悪友Bの顔の方が好みだなーと思ったらソフィ・ケネディ・クラークちゃんは、『あなたを抱きしめる日まで』のジュディ・デンチの若い頃の子だったのねー。この先も楽しみに追っかけたい感じ。

とりあえず前編にあたるこれ1本じゃーなんとも判断つかないところ。嫌悪感持っちゃったら次にはいけないと思いますが、ここまで観て次を観ないってのもないでしょー。期待していいのかどうなのかわからないというか、もはやあんまり期待はないんだけど、来月を楽しみに待つ!

by april_cinema | 2014-10-11 00:00 | Starter


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