2014年 08月 01日
最期までつきあいますよ。『るろうに剣心 京都大火編』8月1日公開。大久保利通より呼び出された緋村剣心。告げられたのは、緋村の後継者として人斬りをしていた志々雄真実が明治政府への復讐を企てているということ。剣心は、みずからの過去を清算するべく、そして平和な世を守るために京都へと向かう。志々雄とは別に剣心を狙う四乃森蒼紫、一度は送り出したものの後を追う薫と左之助、果たして彼らの運命は。 映画『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』公式サイト 前作も観たし、なんとなく最後まで見届けたい気がして前編行って来ましたよ、と。殺陣は素晴らしく面白い! だけどそれ以外がモタっとしててパっとしないんだよな〜。原作に忠実だからなのか、もともと多いボリュームを縮めてるからなのか、もっと大胆に変更加えて原作サブタイトルにある「幕末剣客浪漫」感全開にしてもいいような気がするなー。緋村、志々雄、四乃森の業とか関係性を掘り下げるだけで2時間十分に面白くなる気がするんだけど。 とにかく薫が出てくるたびにシラけちゃうんだわ。緩急として必要な部分であることはわかるんだけど、咲ちゃんの物足りなさなのか、キャラの弱さなのか。剣心を人斬りに戻さないストッパーとして最重要パーソンであることも理解してるんだけど、そのわりにちゃんと描かれてないんだよなー。マンガのときは別にそれでよかった気がするけど、実写だと薄っぺらさがものすごく目につくわ。のこのこ京都ついてきて拉致られて足引っ張るという、ヒロイン王道パターンを行き過ぎてて。だいたい薫や弥彦にやられる敵たちよ、いくらザコキャラといえどもそれはいかんだろう! でも、殺陣は見事だったなー! 村の荒くれをやっつける前フリは、剣心の運動能力を存分にアピール。どこまで健君がやってるのか知らないけど実際に運動能力高いのかなー。そして蒼紫と左之助の肉弾戦もよかった。伊勢谷君のタッパと筋肉の説得力よ! 日本人であんだけ体できてる人いないからね。今後も重宝されると思う(明日のジョーの遺産?)。剣心と瀬田っちの第一ラウンドもかなりグっときました。このアクション、何を参考にしてんだろ。香港のワイヤーとかハリウッドのカメラワークとかいろいろ混ざってて無国籍な感じがいいわ。 あと衣装ね。志々雄の包帯&ギラっと感と火傷クリーチャーはマンガよりはるかにリアル。藤原君、この手の濃い憎たらしさは本当にイイわ。蒼紫の道着カスタマイズもいいし、脱いだときの武装モードもいいね。田中泯さんもそういえばクールだったぜ。舞踏家の体つき、伊勢谷君とはまた違った説得力がありました。剣心のグレーも覚悟が透けていい感じね。あと志々雄の女の色っぽさも。高橋メアリージュンちゃんかわゆす。 前作のアイドル映画感は減り、より硬派な時代劇アクションと化してきて、後編に期待高まるね。メロドラマはいらない。健君と藤原竜也と伊勢谷君の狂気対決をたっぷり観たい!
by april_cinema
| 2014-08-01 00:00
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