2014年 10月 25日
感想_小野寺の弟・小野寺の姉
b0130850_21433940.gif"間宮姉弟"て感じ。『小野寺の弟・小野寺の姉』10月25日公開。早くに両親を亡くして以来、2人で仲良く暮らしてきた小野寺の姉・より子40歳ずっとおんなじ髪型と、弟・進33歳。お互いのことが大事だからこそ自分だけ先に幸せになれないと思う不器用なふたりにやてきた恋のチャンス。姉弟に幸せな結末は待っているのか!?
映画『小野寺の弟・小野寺の姉』公式サイト

去年舞台になった同名タイトル、チケットまで取ったのに行けなかったんだよねー! まさか映画になるとは。監督は、舞台を手がけた西田征史さんで、今回が初監督。主演の2人は舞台からの引き続きで、西田さんとは『ママさんバレーでつかまえて』で3人で一緒にやってるし気心知れたユニットってところでしょーか。もう片桐さんのコメディっぷりは今さら語るまでもなく、あわせる向井君の朴訥っぷりも磨きがかかっててよかったよー。

さて、お話のほうは、実に間宮兄弟っぽかったなー! オタクではないけど、個性的で弟想いの姉と、大人しいけど姉想いの弟。なんでも話せる仲だけど、ずっと一緒に暮らしてきたふたりだけど、それでも胸の奥にわずかに秘めたお互いへの想いがあったりして、それがちょっとしたことで出てきて僕たちをくすぐっていくという。大きなドラマはない。ふたりそれぞれに小さな恋がやってきて、去っていく。それだけ。秋から冬がきて、そしてまた春に向かっていくかのように。だけど残る、やわらかな温かさ。ありがとうの香り。間宮兄弟の既視感がなければすごくよかっただろうに。

大げさなドラマはなくても、細かな伏線の張り巡らせ方はさすがの西田マジック。畳の下のへそくりも、唐辛子も、遊園地も、より子が笑う仕草も、先生の言い間違いも、見事に活かし切って回収するのはさすが。そしてそのたび、ほんのりした温かみが残っていくというね。この蓄積は、姉弟が実際に長い年月の間に積み重ねてきたものなんだろうなって、無意識に伝わってきていい感じ。大きな感動や、強い余韻ではない。でも、ふとしたときにふたりのことを思い出しそうな、そんな後味。

向井君が小さな恋のメロディをかなでる山本美月ちゃん、かわいいねー。最近美少女ウォッチ足りてないので、ちゃんとブックマークしておきたいと思います!
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by april_cinema | 2014-10-25 00:00 | Starter


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