2014年 12月 20日
感想_マップ・トゥ・ザ・スターズ
b0130850_0184994.gif独特の緊張感。『マップ・トゥ・ザ・スターズ』12月20日公開。映画の都であり、セレブの街・ハリウッド。この街にやってきたアガサは、偉大な女優であった母の陰に怯える落ち目のベテラン女優ハバナの秘書となる。実は、アガサの過去にはある秘密があった。それは、有名子役を抱えるハリウッドのセレブ一家、ワイス家と関係していた。
映画『マップ・トゥ・ザ・スターズ』公式サイト/デビッド・クローネンバーグ監督

クローネンバーグの不穏な空気が、ハリウッドを舞台に炸裂! 華やかさはなく、冷ややかさと何かが起きそうな緊張感がひたすら続く作品。出てくる人みんな顔色悪めの色調で、ヤバいなこの人たちってムードが最初から最後まで。実際、ハリウッドは異常なところとして描かれ、そしてその中で翻弄される登場人物たち。うわー、こんな挑戦的にハリウッドを取り上げていいのかしら? 出てくるキャストは思い切りハリウッドの住人ぽい豪華キャストですけれども。

話の筋がどうのというよりは、その映像美と役者力を体感するべき映画か。例えば、母の陰に怯える女優にジュリアン・ムーア。痛々しすぎて引くくらいのその姿は、でもリアリティを感じずにはいられない。もちろん僕らにはハリウッドのリアルがどんなもんかなんて知る由もないけど、きっとこういう闇はあるんだろうなって思わされるのが女優としての力。ゴールデングローブ賞でもノミネーションを受けたようでサスガ。そして主人公のアガサに扮したのは我らがミアたん。底冷えのする感じを無邪気風に演じてて、これはこれで可愛いぜ。そして脇役ながらいい味を出すのはロバート・パティンソン。トワイライトはほんとダメだったけど、どんどんいい味出してくなーこの子。ジョン・キューザックも怖いし、その子役くんも怖かったし。

わかりやすくはなく、最後は狂ってくので気持ち良さもないけど、不思議と癖になりそうな通好みの味わいがある1本。みんなが破綻して崩壊していく感じが妙に生々しく印象に残る1本だったな。
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by april_cinema | 2014-12-20 00:00 | Starter


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