2015年 01月 23日
感想_ビッグ・アイズ
b0130850_9211492.gif一見バートンらしくないけどー。『ビッグ・アイズ』1月23日公開。娘を連れて家を出たマーガレットは、ウォルターと知り合いふたりは結婚。あるとき、マーガレットが描いた絵に目を留めた男がいたが、その絵を売るためにウォルターはとっさに自分が描いたと嘘をつく。あれよあれよという間にその絵は大きな話題となり、マーガレットが作者であることは伏せられたまま、ウォルターは一躍時の人に。マーガレットも当初は納得していたが、エスカレートするウォルターの横暴に耐えかねて…。
ビッグ・アイズ

ティム・バートン最新作! 60年代カリフォルニア発の驚くべき実話! いやーこんな話があったとは素直に驚きました。アートの価値ってのはあらためて難しいですね。『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』に並ぶスキャンダラスな実話。マーガレットが描いたか、ウォルターが描いたか、それも問題だけど、どちらにしてもポップアートブームな時代に現れ、評価は定まらないままに流行ってしまったビッグアイズの芸術的な価値ははたしてあったのか、なかったのか。今はこれらの絵って価値あるのかな?

わりと素直にことの顛末が描かれていて、興味深くのめり込んだんだけど、ティム・バートンに期待するようなダークファンタジーな映像はほとんどなし。一瞬、マーガレットの気が触れそうになるところだけちょっとそれっぽかったけどね。でも見終わって思うのは、ウォルターという天性のペテン師のほの暗いクレイジーさにフォーカスしたところがバートンらしさなのかも。人間がたまに見せる狂気、その怖さと、怖さを通り越した滑稽さと。はみ出し者が好きなんだよね、バートンて。

それを演じたクリストフ・ヴァルツ、さすがだったね。最初は気のいい男、だんだんお調子者、その実悲しいほどに愚かな男、という変調を見事に描いてましたわ。最後の裁判、かなり笑えたわー。エイミー・アダムスも不遇のゴーストペインターになりきっててさすがのお仕事。意外すぎる実話に、ナイスキャストで、あっという間の2時間でした。
[PR]

by april_cinema | 2015-01-23 00:00 | All-Star


<< 感想_KANO ~1931海の...      感想_ジミー、野を駆ける伝説 >>