2015年 07月 25日
感想_共犯
b0130850_23111555.jpg今の高校生タイヘンそーーー。『共犯』7月25日公開。いじめられっ子のホアンは、登校途中に少女シャーの遺体を発見する。たまたま通りすがった同じ学校のリン、イエとともに発見者として通報した彼らは、死の真相を探り始める。シャーは同じ学校で、お金持ち、だけど孤独で友達もいなかった。なぜ彼女は死んだのか。それは自殺だったのか、それとも…。
映画『共犯』公式サイト

監督の前作『光にふれる』は、ちょっと物足りなさもあったけどビジュアルがとても綺麗で印象に残っていたので、今作はちょっと期待して観たら、それに応えてくれる内容だったな〜。凝った画作りは健在で、今回はそこに青春のほの暗さと現代の闇を掛け合わせた青春ミステリに。ちょっと暗く救われにくい話ではあるけど、しっかり引き込まれたわ。

孤独がホアンを絡めとり、その孤独がシャーに共鳴させ、そしてまた別の孤独を抱えるふたりと共振してしまった悲劇。ホアンとシャーの背景は最小限の描かれ方だったけどしっかり伝わるものがあったし、フェイスブックによって彼らがつながり、そしてあらゆるものが拡散される環境は、物語のスピード感を高めるのにも効果的。テンポよく話が展開していきます。

今の高校生活がどんなもんかわからないけど、SNS全盛で、本当に多様なコミュニケーションと衆人環視が当たり前の中での青春ってほんとしんどそうだわ。このネット社会でうまくやってくのって、中高生にはやっぱり厳しいんじゃないかと思う。ホアンがなぜいじめられてたのかはわからないし、シャーの孤独感もかなり軽く描かれてたので簡単に理解共感てわけにはいかないのがもったいなかったけど、この年代全体をおおうムードは感じられたかな。しかしなー、シャーはチューの公平さが嬉しかったってのにこんなの悲しすぎるだろうよ。

ミステリとしては上質。ただ、全体としてのメッセージはちょっと弱いのかもしれない。監督は映像感覚には優れてそうだけど、物語性の構築はそこまで強くないのかもね〜。でもおもしろいよ。ヒロインの子、かわいかったな〜。見終わってすぐ画像検索&FBさかのぼりまくりのキモヲタ発動しました。姚愛寗(ヤオ・アイニン)ちゃんです。よろしく! ←なんと、写真集『明星』に出てる子だった!!!!!
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by april_cinema | 2015-07-25 00:00 | All-Star


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