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2006年 04月 28日
感想_レント|RENT
感想_レント|RENT_b0130850_1554825.jpg最近ちょいちょい見かけるミュージカルものですな。『レント|RENT』4月29日公開。全編の85%歌いまくりの踊りまくりです。何やら向こうではトニー賞という権威ある賞の受賞歴もある、伝説的ミュージカルの映画化だそーな。ファンも多いみたい? ちなみにボク、ミュージカル経験値ゼロ。
『RENT』

'90年前後のNY。
/恋人をHIVで亡くしたオトコは自らもエイズ患者。過去を引きずり、次の恋に進めない&新恋人はドラッグ常用/ /ドキュメンタリー映像作家を目指す青年。お金のために売れ線の絵を撮るか、自分のポリシーを貫くか/ /エイズ患者ゲイ同士の恋。お互いを慈しむような愛情、待ち構える死/ /レズビアン。価値観の不一致と情のもつれ/
っつー家賃(=rent)滞納系のわけありマイノリティたちが集まるアパートでお話スタート。それぞれの葛藤とか生きる意味みたいなのを、NYって街に、そして偏見の目に、思い切りぶちまける。

とにかく出てくる人物がみな濃いめのギリギリな人たちなわけ。わめき散らすオカマ……って、おすぎとピーコ!? みたいな(ちなみにこの作品を特ダネでおすぎが絶賛したというウワサ。他人事じゃないから?)。そんな人たちがハイテンションで歌い踊るわけだから、かなりボリューミー。つられてテンション上がる反面、やや胸焼けする時間帯も。加えて10年前のミュージカルだから新しい感じは全然しない。

マイノリティの視点から訴えてるけど、つまるところは理解されなかろうが、先が短かろうが長かろうが、自分を大切にネ!ってこと。最後はキレイに収まって観後感は悪くない。当たり前だけど、お歌はサスガでラストを迎える頃にはミュージカル童貞なボクでもつい口ずさんじゃうんだな、これが。

by april_cinema | 2006-04-28 00:00 | Starter


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