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2006年 08月 18日
感想_キンキーブーツ
感想_キンキーブーツ_b0130850_642926.jpgUK発のハートフルストーリー。『キンキーブーツ』8月26日公開。最近多い性的マイノリティもからみつつ、学祭ノリで、なかなかおもろいジャン。ちなみにキンキー=(性的に)異常な, 変態の、だそうbyプログレッシブ英和中辞典
キンキーブーツ|KinkyBoots  

チャーリーは父の急死により靴工場を継いだけど、実はものすごい勢いで倒産寸前。再建したいけど優柔君のチャーリーには立て直し策も浮かばない。そんなとき出会ったのはドラッグクイーンのローラ。彼女(?)を見てひらめいたのが女装家向けビッグサイズのセクシーブーツ製作つー超〜ニッチ産業。あれよあれよでローラがデザイナーとなって、ミラノでの見本市に向けて大奮闘。さまざまな偏見や困難を乗り越えてのチャーリーとローラの成長+ラブの痛快サクセスストーリー。

チラホラと都合のいい展開とか甘さも見られるけど、全然そんなん気にならなくて総合的におもしろかったナー。小気味よく話は進んで、両主役がいいテンション。雇い主でありながらも長として未熟なチャーリー、女装しながらも精神的に振っ切れてないローラ。理解し、励まし、衝突し、お互いに影響を与えながら少しずつだけ成長する姿は仰々しくなくて好感持てます。ドラッグクイーンという設定は、あくまで人間の本質を見ようってメッセージのためであって、性的嗜好自体にさほどの意味はないね。

最終的に工場のみんなが一致団結するスモールサクセスは、なんだか学祭気分。ちょっとずついい話が絡まって、偏見や先入観をさりげなく取り除いてくれるあたりも◎。お歌が効果的に入って、ラストは笑顔でフィニッシュ。気軽に楽しめる良作でオススメできますよん。

by april_cinema | 2006-08-18 00:00 | All-Star


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