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2007年 03月 07日
感想_ママの遺したラヴソング
感想_ママの遺したラヴソング_b0130850_137218.gif母を巡る3人の心の融和。『ママの遺したラヴソング』4月7日公開。母と生き別れていたパーシーの元に、訃報が届いた。母が住んでいた家には知らない男2人。元大学教授ボビーとその教え子だったローソンとの奇妙な共同生活が始まる。2人を受け入れないパーシーだったが、少しずつ心を開きはじめ、やがて、母の生きた日々を知る。
映画「ママの遺したラヴソング」公式サイト

元文学教授だけに、ボビーはさまざまな名言を引用。に対してパーシーは小憎らしいツッコミで応戦。この会話が知性を刺激してくれんの。そう言うか!みたいな。でもストーリーは腑に落ちない。だってパーシーはもっと早く母のことを調べるべきで、1年以上ほったらかしってのはさすがにないんじゃない? あと、もう少しニューオーリンズの連中の背景を描いてもらわないとママの人物像もピンとこなかったなー。

でも、映画の持つマイペースな雰囲気、ニューオーリンズの情景、キャストたちはわりと魅力的。悩殺お嬢スカーレットが擦れたティーンエイジャー役(でも実はインテリ素養あり)で、超お似合い。カジュアルなジーンズルックでも色気がはみ出しつつ、跳ねっ返り感と少女の表情にやっぱり惹かれる(ちなみに2004年の作品)。ボビーがまだ50歳前だったってことが最高にびっくりだったラストシーン。だけどトラボルタも54歳なのね。失礼しました。

名言濫発のテキストと、優しい雰囲気を楽しむ映画。ストーリーは×だと思います。

by april_cinema | 2007-03-07 00:00 | Starter


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