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2007年 07月 03日
感想_スクリーミング・マスターピース
感想_スクリーミング・マスターピース_b0130850_20563689.jpgシネマdeカルチャーしませんか? その2『スクリーミング・マスターピース』7月7日公開。ビョークを輩出したことで知られるアイスランド。多種多様な音楽性を高く評価されるこの国の、実際のところどーなのよ、を紐解く音楽ドキュメンタリー。ビョーク、シガー・ロスを皮切りにアイスランドのインディまで、縁のミュージシャンが目白押し!
SCREAMING MASTERPIECE スクリーミング・マスターピース

アイスランドの正確な位置も曖昧だった上、もちろん音楽にも疎い不肖フープ。でもこれ、けっこうおもしろい。アイスランド音楽振興PVみたいな感じでひたすらミュージシャンのライブ映像&インタビューが次から次へとかかっていくのを、興味深く拝見。否、拝聴。アイスランドという独特な文化圏にもかなり好奇心膨らみますわ。詩を愛し、そしてわずか30万人の人口がさまざまな音楽を奏でる小国。いやー、また行ってみたいところが増えちゃったなー。ポイントせねば。ねば。

ロック、ジャズ、ヒップホップ、ラップ、電子音楽、パンクなど多様な音楽ジャンルから、賛美歌にまで及ぶそのミュージックをただ聴くだけでも楽しめるし、その背景に想いを飛ばすのもアリ。ビョークのインタビューはさすがに説得力ある。そんな中いちばん痺れたお言葉は、とあるおっちゃんの「言葉は力強いものだ。言葉にこそリズムが宿る。音楽は言葉の構成に組み込まれている」というもの。詩ありきのお国柄だからであろう、この言葉はよかったなぁ。って、ミュージシャンによっては受け入れられない価値観かもしれないけど、まあそれはさておいて。

ちなみにボクは、音楽で泣いたり鳥肌立ったりしないコで、やっぱりそこにある詞に目が行くタイプ。そんなボクでも楽しめました。熱帯夜の一服の清涼剤になる(レイト公開につき)、良ドキュメンタリーと思います。

by april_cinema | 2007-07-03 00:00 | 6th-man


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