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2007年 07月 17日
感想_消えた天使
感想_消えた天使_b0130850_212841.jpgサイコな話はやや苦手です。『消えた天使』8月4日公開。公共安全局で性犯罪登録者を監視するバベッジ。あと18日で退職というところで、新人アリスンが彼と共に行動することに。が、バベッジのあまりに強引なやり口にアリスンは反発を覚える。そんなとき、17歳の少女ハリエットが失踪する事件が起きた。バベッジは自分の管轄の登録者が犯人であると確信し、事件を追う。
映画「消えた天使 -The Flock-」公式サイト リチャード・ギア/クレア・デインズ/アヴリル・ラヴィーン

社会の闇と、闇を見過ぎて境界を見失うオトコっつー、ダウナーなテーマ。アンドリュー・ラウらしい映像ギミックとサイコサスペンスがかけ合わさって、全編を覆うのはかなり陰湿オーラ。なんせ素材が猟奇ものだけにあまり気持ちいいとはいえないなー。さらに中盤はホラー的な要素まで飛び出すし、画疲れする時間帯もややあり。でもこの内容なら監督とハリウッドの相性も悪くはないって感じ?

そんな話なもんでけっこうなんでもありというか、オオカミは飛び出すし、バベッジも無茶苦茶。とりあえず犯人まで辿り着いたからいいようなものの、かなりとんでもないやり口。まだグレーなやつを殴打って…。このキャラに本作のテーマが集約されてるといえるんだろうが、さすがに同情できん、つーか応援できん! 一応それなりの説得力と辻褄は伴ってて破綻してませんがいかんせん暗いよ。。 

性犯罪者の再犯て、なんともナイーヴ。更生を信じるか、前科を疑うか。究極的な2択の中でもがくリチャード・ギアはさすがか。アヴリルはちょい役につき、お目当てにはしないよーに。

by april_cinema | 2007-07-17 00:00 | Reserve


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