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2008年 01月 08日
感想_アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生
感想_アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生_b0130850_0282991.jpgクリエイターってホント刺激的! 『アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生』2月16日公開。アメリカの女性フォトグラファー、アニー・リーボヴィッツ。ローリング・ストーンズ誌でキャリアをスタートさせ、見るものの心を捉える写真を次々に発表。やがてその評判は著名人たちにも届き、彼らの思いもよらぬ瞬間を切り取ることでその存在は唯一無二の物に。「死にゆくその日も写真を撮っていたい」彼女がレンズ越しに捉える世界をのぞいたドキュメンタリー。
映画『アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生』

いやースクリーンからもその写真の斬新さ、美しさが生々しく伝わってきて、軽いコーフン状態。恥ずかしながら彼女の名前、知りませんでした。こんなすごいフォトグラファーがいたんですね。世界的に有名な、命を絶たれる直前のジョン・レノンやデミ・ムーアの妊婦ヌードなどをはじめ、ものすごい写真の数々に圧倒されるわ!

少しずつスタイルを変え、進化していったアニー本人も相当に刺激的。もっと本人の言葉や自己分析がたくさん聞きたかったけれど、それはなくともそのパワーというかエナジーは十分に伝わるな。被写体とのフランクでパワフルなコミュニケーションも、やはりタダモノでないところを存分に感じさせます。「コンセプト」を考え始めるきっかけみたいなのも、モノ作りしてる人間として、多少なりとも写真と接する立場として、いい刺激になるぜ。

まあドキュメンタリーなので、それ以上でも以下でもないけれど、触れてみる価値のあるレンズの向こうの世界。写真好きならなおのこと必見ですね。

by april_cinema | 2008-01-08 00:00 | Starter


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