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2008年 02月 12日
感想_ラストキング・オブ・スコットランド
感想_ラストキング・オブ・スコットランド_b0130850_1325993.jpgアフリカではなにが、その2。『ラストキング・オブ・スコットランド』DVD鑑賞。ウガンダ共和国の大統領となったアミン。着任直後は、善政をしくかに思えたが徐々になにかが狂い始め、虐殺や情報統制を始める。彼に気に入られ重用された青年医師は、当初こそいい暮らしを約束されたが徐々にアミンに恐怖を覚え始める。
『ラストキング・オブ・スコットランド』

これまた面白かったな。最後はどんどんと悲惨なことになってしまったけれど、実在のアミンが元にあるわけだからこの結末も仕方なし。しかしこれがたった30年前か。。アミンにも当然問題はあるんだろうけど、やっぱりそれだけじゃないんだろうなぁ。

フォレスト・ウィテカー、アミン本人なんじゃ?と思わせるような見事な演技。エンドロールで本人写真が出たとき、完全な相似を描いていたことに驚いたわ。あの獰猛さと、狼狽、迫力。いやはや。『バンテージ・ポイント』では善良な市民。ギャップに萌えるぜ。しか〜し本当に注目なのは今、ノリにノってるジェームズ・マカヴォイ君! ワケありそうな眼差しが婦女のハートをがっちりキャッチなのも納得。繊細さと色気と陰を同居させてて、雰囲気あるねー。演技の実力も本物? 『ペネロピ』『つぐない』でも楽しんでください。

『ルワンダの涙』『ホテル・ルワンダ』『ブラッド・ダイアモンド』と、描かれるのは虐殺や支配、紛争などアフリカの混迷ばかり。最初は、こんなことって本当にあるのか?ってくらい現実味なく観てしまっていたけど、これだけ観るとさすがに危機感を覚えるわ。興味本位でアフリカに行きたい〜とか思ってるけど、もっと歴史とか勉強しないといけないのかも。そしてできることをやらないとなぁ。そんな風に思えました。どの作品も秀作なのが皮肉だわ。

by april_cinema | 2008-02-12 00:00 | All-Star


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