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2006年 07月 21日
感想_ゲド戦記
感想_ゲド戦記_b0130850_829790.jpgきたよきたよジブリ! 駿の息子・宮崎吾朗が監督でナニかと超話題。周りの映画ライターは低評価出してたけど、どうなの? 『ゲド戦記』7月29日公開。
ゲド戦記

かつては同じ世界にいたヒトと竜。自由を求めた竜と、モノを求めた人間は袂を分かつ。時は流れ現代。人間界に突如現れた共食いする2匹の竜。それは世界が均衡を失ってる象徴だった。王子アレンは父王を殺し逃げ出す。ハイタカなる魔法使いは世界の異変の元凶を探す旅の途中。顔に火傷のあとを持つ少女テルーは過去に秘密を持ち、心を閉ざす。邪悪な魔女クモは世界に不穏をもたらす。人々は希望を失っている。バランスの狂った世界は元に戻るのか? アレンはなぜ父を殺したのか? すべての答えは見えぬもののなかにこそある。

って、深いなぁ! キッズには難しくないこの世界? あらゆる問いかけが抽象的なら、その回答も比喩的。理解不能とは言わないけどなかなか想像力を要求されるお話でした。物語のバックに今の時代のグレーな空気を置いてて、けっこうダウナー。絵のテイストのせいもあるだろうけど、辛気くさい。あと原作が大作だからか、遊びや余裕が無い感じも少々。

どうやら言いたいことは、"死に怯えるんじゃなく、限りあるからこそ輝く生をまっとうしろ"系。フテず腐らず悲観せず、受け入れること。ほんのり『ブレイブストーリー』にも通じ気味。ま、一緒に観に行ったジブリフリークは及第点出してたし、悪かないのよ。フリは好きだったけどオチが弱かったね。。もーちっとアニメらしさ出していんじゃね? ちなみにオレはジブリLOVE偏差48くらい。なので駿との比較もいまいちうまくできません。悪しからズー。みんなの目でジャッジしとくれ!

by april_cinema | 2006-07-21 00:00 | Starter


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