2007年 04月 13日
元YURIMARI、いいじゃない!『パッチギ!LOVE&PEACE』5月19日公開。アンソンは息子の病気を治すため、病院めぐりの果てに東京にやってきた。キョンジャは在日であることを隠し、芸能界へ。そして2人の父親の知られざる物語も明らかにされる。逆風の中、アンソン一家はどこへいく!? 映画『パッチギ!LOVE&PEACE』公式サイト - 井筒和幸監督作品 うん、いいんじゃないかなー。愛と平和つード直球なテーマを前作同様ハートフルにまとめててさ。すなわちシネカノンらしい、丁寧描写の、押し付け控えめ。役者さんたちのテンションがいい感じで、井坂君はまあまあ、中村ゆりも前作・沢尻のような愛らしさが感じられる。キムラ緑子も素敵だし、藤井隆は笑いのパートをしっかり担当。とどめは子役の今井君。超ウマカワイー! 個人的には桐谷健太が大好き(井坂君と同じ事務所でした)。 今回の「ラブ&ピース」ってテーマで、この時代の在日をフィーチャーする必要があるのか? つーそもそもの疑問はある。いち在日3世として、今さら改めて被差別的に扱われてもなんとなく居心地が悪いし。1〜2世にはぶっ刺さりそーだけどね。前作は、在日と日本人の間の壁を越えるっつー話だから、必然性はあったけれど、今作ではそこが微妙な気がしましたさ。「3」やるならぜひ現代でやってほしーね。いやむしろ、オレが作るか!?w ま、そこで引っかからなければそこそこウケるかな。キョンジャの一世一代の演説はやや引いたけど、その辺は好みの差ってことで、人間の持つ温かい愛情がそこかしこからしっかりと伝わってきて、ホープフル。メリハリつけながら作品としてきちんとまとまっており、気持ちよく席を立てました。井筒監督って繊細よね。 <4/16追記> そういえば、劇中で"芸能人は在日ばっかり"という会話がなされるけど、ホントにこういう話したがるの、在日2世は。特に紅白歌合戦を観てると「あの人も、この人も」って話になります。妙なリアリティに感心したわ。 前作とあわせて観て、時代は変わったとつくづく思った。うちら3世は被差別意識もほとんどなく、日本に溶け込んで暮らせているから。両者の間にもはや壁はないぜ。ピース!
by april_cinema
| 2007-04-13 00:00
| Starter
|
アバウト
最新の記事
information
最新のトラックバック
カテゴリ
タグ
ヒューマン/ドラマ(331)
ラブ/ロマンス(287) ミステリ/サスペンス(252) 歴史/時代/人物/事件(206) アクション/アドベンチャー(203) コメディ(180) 家族(166) アニメ/コミック(164) 青春(141) SF/ファンタジー(139) 社会(129) 実話(121) 音楽/写真/アート/カルチャー(114) ガールズ(103) ドキュメンタリー(76) スポーツ(75) フード/アニマル(58) ロードムービー(45) ホラー(38) 群像劇(37) 検索
以前の記事
2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 more... その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||