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2007年 06月 11日
感想_ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ
感想_ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ_b0130850_6504550.jpg沖縄、イルカ、松ケン!て鉄板爽やか。『ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ』7月7日公開。東京から赴任して来た獣医の一也は、飼育係のような扱いに戸惑いながらも、少しずつ仕事に慣れていく。すっかり溶け込んだ頃、ビッグマザーことフジに異変が発生。尾びれが壊死しているのだった。止むなくそのほとんどを切除し一命を取り留めるが、フジは泳げなくなっていた…。
映画『ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ』オフィシャルサイト

実話をベースにした物語で、テレビの動物ドキュメンタリーっぽい雰囲気。人間サイドのドラマはアクセント程度に抑えつつ、とにかくフジと水族館の人間との交流に重きがおかれてる。人工尾びれ製作というストーリーだから、まあ予想できる範囲のことしか起こらないんだけど、やっぱりつい「ガンバレ!」と心の中で思ってしまうんだば。とにかくブルーに癒される!

子供にもやさしい、いいシーンがたくさんある中で、人間と動物の関わり方というものにも密かなメッセージ。動物の言葉はどこまでいってもわからないわけで、彼らが何を望み、何を望まないのかは究極的に(というか、これっぽっちも?)わからない。そして、水族館という囲いを作っていること自体、人間のエゴでしかないかもしれない。それでも、彼らを大好きな気持ちには嘘がない。そんな水族館の日常をフラットに収めてるのです。

大感動でも拍手喝采でもないけど、大人も子供もちょっと優しくなれるイルカ物語。沖縄に飛びたくなることは必至カモネ。

by april_cinema | 2007-06-11 00:00 | Starter


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