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2007年 07月 07日
感想_天然コケッコー
感想_天然コケッコー_b0130850_23234416.jpg夏帆ちゃん、かーいーなー。『天然コケッコー』7月28日公開。全校生徒6人の学校に転校生がやってきた。初めて同級生ができた、中3のそよ。彼女たちの周辺にある日常と風景。その時代、その場所だけのきらめき。
映画「天然コケッコー」

田舎の学校に起きる最大の事件は転校生が来た、というもの。あとはなにげない日々が「キラキラ」と描かれていくのみ。思春期の一瞬一瞬を丁寧に切り取ってて、やさしさと希望がたっぷり詰まってます。それもいわゆるロハスな田舎礼賛ではなく、東京さえも「うまくやっていける気がする」としたセンスは素敵。そう、場所じゃないの。人とハートなのですよ、大事なのは。っていう本質をしっかりとらえているのは原作(未読)の世界観なのかな。

子供の頃の世界って確かにこんな感じ。学校と家が世界のすべて。友達と家族と先生が全員。恋も自覚できず、疑うことを知らず、歳をとればきっとそのほとんどは忘れてしまう、あの瞬間たち。素朴さの中に小さな笑いがちりばめられ、子供たちは愛おしくて、優しいイイ映画ですね。

てのを前提に、オレはあと少しのナニカが欲しかった気がすんな。何も起こらない心地よさはいいんだけど、なんていうんだろ、今を生きる大人にひとスパイスほしかったなー。でもそもそも原作コミックが少女ターゲットだし、これでいいんだろうね。特に女性には響くみたい。

それにしても夏帆ちゃん、かーいーなー。

by april_cinema | 2007-07-07 00:00 | Starter


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