2007年 12月 23日
応援したくなるんだよね、こういうのさ。『歓喜の歌』2月2日公開。年の暮れも押し迫った12月30日のとある市民文化ホール。大晦日には、「みたま町コーラスガールズ」のコンサート予定が入ってて…、え、なに、ガールズじゃなくて「みたまレディースコーラス」? 違うよ、ガールズって書いてあるよ、ってなに、これもしかしてダブルブッキング!? もう明日だってのにどうすりゃいんだよ…。。 映画『歓喜の歌』公式サイト ほのぼのあったか小さなコミュニティのお話〜。落語が原作ってだけあって、市井の人々の人情の炙り出し方がさすがにお上手。キャラ造形もどうにも憎めない人たちばかりで、小林薫の小役人ぷりから、無敵の微笑みを繰り出す安田成美(聖母的ですらある!)、その他カメオ的に集まった豪華出演陣の目白押し。松岡組コネクションとシネカノンブランドの成せる技か。個人的には北京飯店の娘がヒット。あのフツーっぽさ、たまりません。 肝心の話の筋は、いろんな人がちょっとずつ助け合って一生懸命に暮らしてる、そんな姿を丁寧にすくいあげたもの。誰の隣にもある、ちょっとミスったり、面倒だったり、邪魔くさかったりみたいな、そんな小さな小さななんでもないドラマを積み重ねて、最後にはあっぱれな大団円に。今の時代、もっとギスギスしてドライなのが実情かもしれないけれど、でもこういうあったかさが決して消えてなくなってしまったわけではないと再確認させてくれます。その証拠に、観たあとはほんのり温かい気持ちになれるから。 宣伝文句にあるようなコメディ感はさほどなかったけど、ほどよいテンションの市井の人たちが作る、味のある良品。ある程度年齢層高めにはどストライクだろうし、多くの人たちに届けてあげたい1本です。4月5日には合唱ハイスクール物語な『うた魂♪』(面白かったヨ)もあるし、合唱ブーム来ちゃうかな!?
by april_cinema
| 2007-12-23 00:00
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