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2008年 08月 30日
感想_20世紀少年<第1章>終わりの始まり
感想_20世紀少年<第1章>終わりの始まり_b0130850_885572.jpg忠実〜! 『20世紀少年<第1章>終わりの始まり』8月30日公開。1997年、ロックを諦めコンビニ店長として、失踪した姉の娘カンナを育てながら暮らすケンヂ。そこに届いたのは、小学校の同級生ドンキーが殺されたというニュース。そこには、あるマークの謎の宗教団体が絡んでいた。さらに細菌テロ、空港爆破という事件が立て続けにおこる。それは、ケンヂたちが1967年に書いた「よげんの書」とまったく同じ内容だった…。
映画「20世紀少年」

ついに来ました超大作! 原作を読んだのはついこないだだけど、キャストと登場人物を見比べてこれは似てる&豪華だなぁ、と思ったのはきっとみんな一緒でしょう。もちろん個々にイメージのズレの多少はあるにしても。で、観たところ……、スンゲー忠実。多少プロットを入れ替えたりはしているものの、基本的には本当に原作に忠実。なので、原作ファンも大きく失望するようなことはなさそう。

が、期待を超えるようなこともまだなし。やっぱり駆け足になってしまっているのは否めない。原作のよさは布石の連続と、群像劇として成り立つ各キャラの描き込み。なんだけど、どうしても尺の問題でそこは弱くなっちゃってるのよねー。1章は"血の大みそか"までなんですが、ケンヂが巻き込まれる中で覚悟を決めていく過程はちょっと弱かったかな。原子力ロボットなどのスケールでかいシーンもがんばってはいるけどもう少し。

まあでもこれはやっぱり序章で、大きく話が動くのは次からか、ってところ。原作を知らずに観る分にはけっこう楽しめるんじゃないかと思います。カンナ、誰が演じても全然いいけれど、しっかり演技できることを切に願いますよ! あ、個人的な今作MVPは子供時代のヤン坊、マー坊かも!!

<09/08/31追記>
<最終章>前に復習がてら地上波放映を鑑賞。やっぱ展開が劇速だけに、物語を追いかけるで精一杯だなー。細かい感情の流れや、先の物語の布石としては弱かった気がしますわ。

感想_20世紀少年<第2章>最後の希望
感想_20世紀少年<第3章>ぼくらの旗
感想_20世紀少年(原作)

by april_cinema | 2008-08-30 00:00 | Starter


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